ハヌマーン(हनुमान् Hanumān)は、インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻(アプサラスとする説もある)アンジャナーとの間にもうけた子とされる。ハヌマット(हनुमत् Hanumat)、 ...
カテゴリ:民族学・民俗学・地理・地質 > 猿祖伝説
異類婚姻譚1・猿婿入り・「おそめこのへんか」再論
With2ブログランキングへ永島慎二「おそめこのへんか」より「♪猿は沢に流れる、猿は命は惜しくなけれども、あどでおそめは、お泣きあるらん・・・ど、泣きながら叫ぶど、「こん畜生、んぬなの死んだて泣がね、くぐとくたばてすまえ」どんて、そめ叫ぶけど。なんぼ叫ん ...
歩き巫女・猿神・猿神憑依
戦国時代特定の神社に所属せず軒付けして漂泊する巫女集団。特に甲斐の武田氏が飼っていた女間諜を「歩き巫女」とも呼んだ。巫女とは表の姿で、実際にはスパイとして、ある時は歌舞音曲、ある時は遊女、またある時は男に身をまかせつつ、敵地の情報を収集して帰るのが役目で ...
「おそめこのへんか」のこと
永島慎二という漫画家が母から聞いた地方の民話を漫画にしている。永島の母親は確か長野県出身ではなかったかと思う。「おそめこのへんか」という。おそめという村の庄屋の娘が、猿の大将に見初められ、困ったあげく、庄屋が、柿の木の一番はじっこに実った大きな柿の実をと ...
「びこう」概論
チベットでは始祖は一般に猿と岩の魔女との婚姻で生まれたと言われる。それは六匹の猿で、場合によっては六人の小人となることもある。これが人間に変身してチベット族になったと言われている。中国ではこうした猿始祖伝承を持つ種族を一括して「獣扁に彌猴」(びこう)と呼 ...
殷・秦
殷の始祖伝説『史記』・・・「殷の始祖契(せつ)の母を簡狄(かんてき)といい、古帝高辛氏の二番目の妃である。ある時、水浴びをしていると、玄鳥(黒い燕)が卵を落とした。簡狄はこれをとって呑み身ごもった。生まれたのが契である」『王子年拾遺記』晋代の史書・・・「 ...