I feel mighty fine, y'all
I've got music on my radio
Feel mighty fine, girl
I've got music on my radio, oh, oh, oh
I feel like I'm gonna kiss you
Standing beneath that mistletoe
I've got music on my radio
Feel mighty fine, girl
I've got music on my radio, oh, oh, oh
I feel like I'm gonna kiss you
Standing beneath that mistletoe
「むちゃくちゃにいい気分だ、ラジオの音楽もあるし、すごくご機嫌さ、あのヤドリギの下でおまえにキスしたい気分だよ」
オーティス・レディング ♬メリー・クリスマス・ベイビーより
Otis Redding - Merry Christmas Baby (Official Visualizer) - YouTube
と、いきなりキリスト教以前からの古い欧米の慣習を持ち出されても、と言われるでしょうね。
まあ、お聞きください。
この曲は古いブルースだったのを新しく編曲して新しく明るくしたクリスマス・ラブソングです。
その中にヤドリギの下でキスしたいと出てきます。
なぜまたヤドリギでしょうね。朽ちた樹木に寄生するヤドリギなど日本ではありがたくもないものですからね。しかもクリスマスによりによってですから奇妙です。
〇クリスマスにヤドリギの木の下でキスという慣用句、習慣について
実は西欧ではヤドリギは生命力の象徴・クリスマスツリー
「「あのヤドリギ」といっても、いま、語り手が外にいるとはかぎりません。
セイヨウヤドリギはクリスマスの飾りに用いるからです。
世界大百科には「欧米では、セイヨウヤドリギ V. album L.(英名common mistletoe、European mistletoe)がクリスマスの飾りに珍重され、その枝の下では女性にキスすることが許される習慣がある。しかし、祭礼での使用の起りはキリスト教以前の神話にもとづくもので、ヤドリギは古くから神聖な植物とされていた」とあります。
したがって、「I feel like I'm gonna kiss you」は、そうした習慣を前提としたラインだということになります。
わが愛読書『花の文化史』の著者、湯浅浩史は、「ニッポニカ」百科事典のヤドリギのエントリーに、以下のように書いています。
落葉した木に着生し常緑を保つヤドリギは、古代の人々にとって驚きであったとみえ、ヨーロッパ各国でセイヨウヤドリギの土着信仰が生じ、儀式に使われた。その諸例はフレーザーの『金枝篇』で取り上げられている。古代ケルト人のドルイド教では年初の月齢6日の夜、ヨーロッパナラに着生したセイヨウヤドリギを切り落とす神事があった。北欧では冬至の火祭りに光の神バルデルの人形とセイヨウヤドリギを火のなかに投げ、光の新生を願った。常緑のヤドリギを春の女神や光の精の象徴として室内に飾る風習は、クリスマスと結び付き、現代に残る。」
ヤドリギには神話がある
クリスマスと言えば?ヤドリギのすてきな4つの神話 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
「ヤドリギは古代から、神聖な植物であった。西洋では古くから、ヤドリギの下で出会った男女はキスをしても良いと言い伝えられていて、女性が好きな男性をヤドリギの下に誘う。そして、クリスマスの夜にヤドリギの下でキスをすると、幸せになれるという言い伝えがある。そのため、クリスマスのドラマチックなシーンにはヤドリギが欠かせないのである。すっかり葉を落としてしまった木の上に、ヤドリギは緑の葉を保っている。そのため、ヤドリギは生命力のある聖なる木とされてきたのである。」

死者を生き返らせる草

死者を生き返らせる草
「ヤドリギの花言葉は「困難に打ち克つ」である。これはギリシャ神話が元となっている。ミノス王の息子であるグラコウス王子は事故で死んでしまう。そして、ミノス王の命を受けて、占い師は王子の墓に閉じ込められて、王子を生き返らせなければならなくなってしまったのである。困り果てた占い師に、さらに困難が降りかかる。墓の中のヘビが襲い掛かってきたのである。何とかそのヘビを仕留めると、仲間のヘビが草をくわえて現れ、死んだヘビの体を草で擦った。すると死んだヘビは生き返ったのである。そのようすを見ていた占い師は、ヘビが使った草で王子を生き返らせ、無事に墓から出してもらうことに成功したのである。この死者を生き返らせる木がヤドリギである。この話から、「困難に打ち克つ」という花言葉が与えられているのである。」
稲垣栄洋 『花は自分を誰ともくらべない』から
一番の要因はヤドリギが常緑であること。そして枯れて死んだはずの樹木からたくましく蘇ることがあげられる。これは民族学的には世界中に共通した観念だ。アジアも西欧も関係なく、常緑樹や針葉樹などは永遠の生命や再生の象徴とされるのは誰でもご存じだろう。西欧にはケルト民族から伝わったと言う。
東アジアではヤドリギは生薬の一つになっている。
ヤドリギ | 公益社団法人 日本薬学会 (pharm.or.jp)
なぜキスするのか?
キス=ラブ⇒結婚⇒コヅクリ⇒子孫繁栄
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