忍冬唐草文 にんどう・からくさ・もん
忍冬とはスイカズラの花のことだが・・・。
どこにスイカズラがあるのだろうか?
奈良文研によると図がある。
文様のはるかな旅路 - なぶんけんブログ (nabunken.go.jp)
下段の半パルメット文がスイカズラに似ている。
しかし上段の全パルメット文は類似点がない。
半は開花前で、全が開花後の花姿だと考えると、この花は日本の忍冬つまりスイカズラだとは決められないと言うしかない。
この絵柄への銘々は研究者の失敗ではないのか?
高校時代、日本史で執金剛神像の唐草を忍冬唐草文と教わったが、これが忍冬だなどと一度も教えてくれなかった。受験には、ただ、機械的に名称を覚えれば充分だからだろう。
しかし何度見ても、そこにはぱっと開いた菊花のような赤い花があるばかりだった。
聖徳太子像である唐本御影には、似た花がある。
脇侍のように置かれる二人の童子のうち向かって左側の童子のみづらの髪飾りは、赤い忍冬に見える。
この写真のバック部分の赤いのは花ではなく額であろうと思うが、花部より目立って赤い。
日本の野生のスイカズラは最初の写真のようにやや黄色いものと白が主流で、赤いものを野でみかけることは少ない。
さて一方右の童子の髪飾りは執金剛神の裾の絵柄の花に似ている。
ただし赤くもなく、どこが忍冬なのか定かでない。
いったいこれのどこに忍冬の花があるのか、研究者にはぜひ教えていただきたいものである。
ただの、大昔の権威が勘違いしての記号的な名前なら、そろそろ改名してみてはどうか?そもそも中国の忍冬と日本のスイカズラは同じものなのか、牧野富太郎を生き返らせて聞いてみるところからやってみればいい。どうも日本のアカデミズムには、過去からの決まりごとに疑問を持たぬ傾向があるのではないか?

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