
「福島県郡山市にある「大安場史跡公園」は、同市西田町の遺跡で見つかった猫の頭の形に似た、縄文時代の出土品の愛称を募集している。
31日まで。
出土品は2000年の調査で、同市西田町鬼生田にある遺跡の集落跡周辺から発掘された。高さ4.6センチ、厚さ4.3センチ、幅5.6センチの手のひらに載る大きさで、猫の耳のような突起が二つある。
県立博物館(会津若松市)の企画展で19年、「猫のように見える土製品」として展示したところ、SNSで話題になった。
研究者の間では、土偶の一部や歯の形をした装飾品ではないかとの見方もある。同じ形の物は見つかっておらず、どのような目的で使われたのかは不明という。」
猫の渡来歴
あのねえ、猫は縄文時代には日本にいないのだ。ある地域で縄文土器に猫らしき足跡が残っているので、一部地域を除けばだが。猫は古墳時代には日本に渡来しているらしい。

山梨県御坂町上黒駒出土 縄文時代(中期)のネコ?の土偶
「長崎県の壱岐島にあるカラカミ遺跡から、数匹のネコの骨が出土した。
そのことが最近になってYahoo!考古学ニュースに取り上げられた。
●長崎県壱岐島の弥生時代のカラカミ遺跡でネコの足跡
「◆日本最古!イエネコの骨がみつかる
大溝内からイノシシ、シカ、タヌキ、イヌ、ネズミ、イルカ、アシカなど動物の骨といっしょにイエネコの骨が発見されました。
これまで、神奈川県鎌倉市の千葉地東(ちばちひがし)遺跡〔13世紀代(鎌倉時代)〕で見つかったイエネコの骨が日本最古の事例でした。また、文献史料などからイエネコの伝来は8世紀に「経典」などをネズミの害から防ぐ目的で遣唐使が中国大陸から国内に持ち込んだのが始まりと考えられてきました。
近年の発掘調査において兵庫県姫路市の見野(みの)古墳群6号墳〔6世紀〜7世紀(古墳時代)〕から、猫の足跡がついた須恵器が発見されたことから、イエネコの起源が古墳時代まで遡(さかのぼ)ることが判明しました。
今回、カラカミ遺跡から発見されたイエネコの骨は、実物資料としては約1、000年も歴史を塗り替える日本最古の事例としてだけでなく、イエネコの起源が古墳時代よりさらに500年も遡る弥生時代に渡来人が日本国内に持ち込んだことが判明しました。もしかすると、穀物を守るための番犬ならぬ番ネコとして、渡来人と一緒に船に乗って海を渡ってきたのかもしれません。」
ネコは縄文時代と弥生時代に別々に日本にやってきた? : 民族学伝承ひろいあげ辞典 (blog.jp)
こう見るから猫に見えるが、逆さにすると・・・
さて、こりゃなんだ?
サイズが手のひらサイズなので、小さなもの。猫の頭よりも小さなもので、縄文土偶的な意味合いを持ちそうなもの・・・歯なら痛くなるし、抜きたいくもなる部位だ。そもそも土偶は身代わりである。病弱な子供や、出産で死にかけている妻や、戦争で大けがをした友人の身代わりに悪いところを壊して埋めることで鎮魂、祈願する。そういうものだと仮定すれば、いるはずもない猫であるはずもなく、ほかのペットでは犬しかいない時代に、こんな形の動物の顔はあるはずもない。ゆえに歯だろうとなる。

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