アサヒビール西宮工場跡地、古墳時代は「たたら場」か 建物跡から鉄器づくりの名残が多数出土
「古墳時代の円墳2基と方墳6基が見つかっている兵庫県西宮市津門大塚町の「津門大塚町遺跡」で、新たに古墳時代の中期(5世紀前半)とみられる方墳2基と、中期-後期(6世紀後半)とみられる竪穴建物33棟の跡が見つかった。6世紀後半の建物跡からは鉄器製作の名残が出土しており、鉄を生産・加工する集団が住んでいた可能性が高いとされる。県教育委員会が27日、発表した。 【写真】鉄を生産する工房だったとみられる建物跡 この時代にあった鉄鍛冶工房の発掘例としては、近畿屈指の規模という。 遺跡はアサヒビール西宮工場跡地にあり、現地で県立西宮総合医療センター(仮称)を建てるのに伴い、昨年6月から敷地内の3区画(約6622平方メートル)で発掘調査を実施。今回が最後の1区画となる。」
神戸新聞

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