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1で書いたJazzの奏法をちょっと詳しく解説しておきましょう。bぼくも専門家じゃないから間違いがあるかもしれませんが。ポリリズムの説明を省きましたし、アドリブとコール&レスポンスの違いは難しいかもしれないですから。

まず1のブルーノートはピアノの黒鍵使用なわけですが、半音♭の音ですね。でもそれがけでなく、その半音をうまくいかした「哀調」のことになります。よく演歌のこぶしと比較する人がいますが、全然違います。こぶしはのどを使った複雑シンコペーションで、半音の哀調とは別ジャンルの奏法です。よい例はオールマンブラザーズがよく演奏していた「ストーミーマンデー(ブルース)」でしょうか。Jazzではありませんがよくブルーノートが多用されています。


2 コール&レスポンスは歌唱法ですが、奏者がほかの奏者へと目配せして演奏や歌唱を交代し、まわしてゆくやりかたです。歌手なら歌っている最中にほかの歌手を促して交代します。コール=呼びかけにレスポンス=反応する。呼応する。あるいは朝ドラ的に言えばまあ「共鳴する」ですか?

即興で主旋律のコード進行の範囲で、アレンジするのがアドリブです。インプロビゼーションといいます。スリリングな感じがします。それを交代で回してゆくのをコール&レスポンスと言うわけです。

3 ポリリズムは大変難しいテクニックです。リズムが違う演奏を同時に演奏します。ちょっと文章では説明が難しい。実例はパフュームの「ポリリズム」を聴けばわかるかな?ひとりは三連符を弾くけれど、もうひとりは普通の楽譜を弾く・・・難しいなあ。クロスリズムというのが正しい言葉です。アクセントや拍子がずれるときにはポリメトリックというそうです。

6 スウィングはJazzの代表的「乗り」です。ビッグバンドが多用します。デューク・エリントンの名作に「スウィングしなけりゃ意味がない」があります。そもそも白人が発明し、ダンス音楽にジャズをひとつアップさせました。たゆとうように?のりのりに?ごきげんなりずむ?レイドバック(ゆったりと演奏する)など、そういう言い方もします。ですから一拍遅れ(=バックビート=裏打ちとか裏拍)がぴったりはまったわけでしょう。はねるような、楽しさにあふれる弾き方、歌い方です。「茶色の小びん」「A列車で行こう」などはわかりやすいかな?個人演奏やカルテット、小編成のディキシーランド・ジャズなどよりもビッグバンドに向いたように始まります。ブラスバンド、行進曲にもそういう曲は多い。

グレンミラー、ベニーグッドマン、カウントベイシーなどの楽団を聴いたらすぐわかるはずです。








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