今年のドラマは「鎌倉殿の13人」。さて頼朝と北条氏の確執と言うものがあったかどうかは常に問題になる話題。脚本の三谷幸喜はそこんところを扱うかどうかは筆者にも興味ぶかい。

源頼朝と北条義時と政子・・・誰が一番得をしたか？そこなのである。

１　頼朝は政権奪取後の初狩りに出かけて落馬、それが死の原因になった。

２　北条政子と義時は坂東で不遇な武士団で、頼朝を利用して名を成し、その後鎌倉幕府執権一家に出世。

３　北条氏は伝によるが、平直方の分かれである可能性が高い。系図はいろいろあるが、『日本書紀』における藤原氏に似て、政権を奪取した氏族だから、あとから平氏系譜を消したかった可能性はないとは言えない。

４　頼朝像は実は足利氏(義直？尊氏の弟)の像だ？

５　平家物語や義経記などの軍記記述をどこまで信ずるのか？

６　源義経は実在したのか？いても本当にあのような天才児だったか？兄頼朝はどこまで義経を信じていたか？

７　なぜ三代目実朝は殺されたか？誰が？得したのは執権一家だけか？

８　政子は良妻か悪妻か？頼朝暗殺のフィクサーとしての政子？

９　中世の武家政権を平氏、源氏が何度も入れ替わりながら奪い合うこと？

10　武家が常に「源平藤橘」の古代四氏にルーツを求めたい理由。

11　坂東武者は地回りのやくざのごとし？守ると言ってみかじめ料？天皇家の守護をなぜ転じて「みこし」「錦の御旗」にしたのは？明治政府だけじゃない？





などなど諸疑問が先達から多く出されてきた。




こうしたポイントを胸に秘めてドラマを見ると、百倍楽しめる気がする。




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