●ヒトは哺乳類の中で最も難産なのに、なぜ体を進化させようとしないのか?
https://ddnavi.com/review/594759/a/


「生存闘争とは地球における椅子取りゲームのことで、すべての生物が必ず行っていることだ。もしも生存闘争をしない生物がいたら、地球はとっくにその生物で埋め尽くされているはずだ。だから、生存闘争をしない生物はありえないし、生存闘争を考えない進化論もありえないのだ。」
更科功 『残酷な進化論』


「生物にとって出産は、最も大事なことだ。なぜヒトは、難産という欠点を抱えたままなのか。残念ながら「あちらを立てればこちらが立たず」という言葉があるように、ヒトの難産は致し方ない部分がある。

 たとえば産道がカーブを描く元凶である、S字の脊椎。私たちの背骨はS字に曲がっており、これは他の霊長類に見られない特徴だ。このS字をまっすぐにしてしまうと、歩行の衝撃がそのまま体に伝わってしまい、どうにも具合が悪い。S字の脊椎は、車のサスペンションのごとく衝撃吸収の役割を果たしているのだ。

 ならばと、産道を広げるため骨盤を大きくするわけにもいかない。骨盤が左右に大きく揺れて歩きづらくなるうえに、骨盤を作りだして維持するエネルギーも必要だ。」
今月のおもろい人類学・民族学 各種抜粋 : 民族学伝承ひろいあげ辞典 (blog.jp)


にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村




原始・古墳時代(日本史)ランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村

民族学伝承ひろいあげ辞典 - にほんブログ村