近頃ジオブームだ。
中国地方にはあまり火山がないと思っていたが、萩市には火山群が隠れている。
高い山ではないので目立たないが独立単性火山群がある。阿武(あぶ)火山群という。
その中で笠山は特徴的台地性火山で、大山から鬼界カルデラへ続く火山帯の中央に位置する。

オーストラリアのウルル(エアーズロック)のような形状で、安山岩とデイサイト(石英を含まない安山岩)を中心に、花崗岩と石灰岩が主流の日本一低い火山台地である。標高はわずか112m。
ここの安山岩は玄武岩質で固い。火口は頭頂部にある。火山としては小さなスコリア丘とされる。
単性火山は日本には少なく、大変珍しい火山群だ。
安山岩は火山帯には多く、花崗岩とともに地球の岩盤を形成する。
地下にあるため凝灰岩よりもゆっくりと冷えるから固くなる。
山口と言えば秋吉台だが、それは海中のサンゴの死骸が降り積もって隆起してできる。それを阿武火山群はつきやぶるように噴火し、周囲の既存の地質を巻き込み、溶かして安山岩の山になった。
九州の中央が海だった時代、大分から熊本、鹿児島へと存在した大きな地溝帯が埋められたわけだが、その線上に笠山もある。

玄武岩質安山岩は大変珍しい。
マグマの溶解性が強かったのだろう、堅牢な玄武岩まで溶かしたようである。
山頂からは日本海にむかつく半島と島嶼が一望できて美しい。
すべてが同じ火山群であり、同じ地質になっている。

西日本形成のなぞを解く山だとも言える。
阿武火山帯の日本海側は歴史では土井が浜遺跡や楊貴妃伝説が有名。
地質と歴史はどこかで必ずつながっている。
今、小笠原諸島南端で笠山と同じ安山岩基盤の新しい火山が動いている。西ノ島だ。
この島は大陸になる可能性を持った生まれたての場所。どうやって大陸ができあがったかを知るなぞの宝庫だが、笠山と阿武火山群もまた太古の列島の形成と深くかかわる。地質は面白い。

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高い山ではないので目立たないが独立単性火山群がある。阿武(あぶ)火山群という。
その中で笠山は特徴的台地性火山で、大山から鬼界カルデラへ続く火山帯の中央に位置する。

オーストラリアのウルル(エアーズロック)のような形状で、安山岩とデイサイト(石英を含まない安山岩)を中心に、花崗岩と石灰岩が主流の日本一低い火山台地である。標高はわずか112m。
ここの安山岩は玄武岩質で固い。火口は頭頂部にある。火山としては小さなスコリア丘とされる。
単性火山は日本には少なく、大変珍しい火山群だ。
安山岩は火山帯には多く、花崗岩とともに地球の岩盤を形成する。
地下にあるため凝灰岩よりもゆっくりと冷えるから固くなる。
山口と言えば秋吉台だが、それは海中のサンゴの死骸が降り積もって隆起してできる。それを阿武火山群はつきやぶるように噴火し、周囲の既存の地質を巻き込み、溶かして安山岩の山になった。
九州の中央が海だった時代、大分から熊本、鹿児島へと存在した大きな地溝帯が埋められたわけだが、その線上に笠山もある。

玄武岩質安山岩は大変珍しい。
マグマの溶解性が強かったのだろう、堅牢な玄武岩まで溶かしたようである。
山頂からは日本海にむかつく半島と島嶼が一望できて美しい。
すべてが同じ火山群であり、同じ地質になっている。

西日本形成のなぞを解く山だとも言える。
阿武火山帯の日本海側は歴史では土井が浜遺跡や楊貴妃伝説が有名。
地質と歴史はどこかで必ずつながっている。
今、小笠原諸島南端で笠山と同じ安山岩基盤の新しい火山が動いている。西ノ島だ。
この島は大陸になる可能性を持った生まれたての場所。どうやって大陸ができあがったかを知るなぞの宝庫だが、笠山と阿武火山群もまた太古の列島の形成と深くかかわる。地質は面白い。
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