菅さんの会話の特徴のひとつが「そういったことを」「こういったことを」と言う時のアクセントの置き場であろう。

共通語では「どういった」と言う時には、東京を中心とする南関東地域では、語頭の「ど」にアクセントを置く。「ういった」と言うと思う。ところが「そういった」「こういった」の場合には語頭の「そ」「こ」にはアクセントは置かないはずである。違うだろうか?菅さんは横浜ネイティブではない。秋田出身である。

関西以西の西日本人である筆者が面白いと思うのは、西日本に比べて歴史の浅い東日本では、最も近い隣国だった北國=東北の方言を非常に面白がった歴史があるらしい。もっと近い北関東方言はさらにだったようだ・面白がる=差別である。

すると東北・北関東出身者は南関東の言葉に劣等感を持ち、1 沈黙する 2 真似しようと努力する
という二つに分かれた。

出稼ぎなどの一時的移住者なら沈黙していればよいが、永住しようとすれば方言は捨てねばならない。菅さんは東京での最初の印象的アクセントが、想像だが「どういった」のだろう。語頭の「ど」のアクセントは、東北部弁にはなかったからだ。その語頭アクセントへの強烈な順応は、「そういった」「こういった」という同じ他人称用語にまで転用されたようなのだ。

で、むしろ総裁になった今では、それが彼を特徴づける個性的表現になったと言えるから、なにが得するかわからない。むしろ彼の素朴さのよい手立てになりつつあると見える。


ういったどうでもそいことが気になった。小さなことが気になる、ぼくの悪い癖。


次回は「墓の考古学」時代別考古学発掘分析。
さらに考古学捏造事件と邪馬台国記事捏造の類似性

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