2020年5月6日現在のPCR検査数  累計 267,218 名 前日比 +7,028
同じく      PCR検査人数 累計 156,866 名 前日比 +2,220
同じく      感染者数  累計 15,192 名  前日比 +123
同じく      死亡者数  累計 543 名   前日比 +22
厚生労働省新型コロナ感染状況の資料とグラフ 


kennsasu

厚労省は毎日、新型コロナウイルスのデータをこのようにグラフ化して公表しているのだが、いちいちこのページを開いて、調べてみる人はあまり多くはいないと思う。筆者も昨日、はじめて開いた。TVでは毎日、あちこちのチャンネルの番組が感染者数は言っているけれど、では総PCR検査数となるとほとんど露出がないのが気になったのだ。それで「PCR検査数 統計」で検索して上記厚労省データページに当たったわけである。

なぜPCR感染者数には総検査数併記が必要かと言うと、感染者数に対する検査数で出てくる感染率を知りたいからだ。それと日本人総人口に対する現在までの検査率もこれで出せる。
昨日現在で、総検査数が267,218 、総検査人数は156,866 、感染者数は15,192 ということが書いてあった。なぜ検査数と検査人数が違うのかと考えると、感染者一人が複数回調べないと退院確実にならないからだろう。だから検査人数で確率を出すことにした。

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まず驚いたのは検査人数が前日比+2220人だ。これは要するに今現在の一日の検査数がわずかに2220人にしか行われていない(検査数は7,028回。ひとり当たり3回以上複数検査した)という現実なのである。

おかしいと思うだろう?政府・厚労省は、会見で一日2万人検査体制ができていると公言している。実際にはその10分の1しか調べていないことになる。理由は日本の医療体制が脆弱で、検査数が急に増えたら、医者も足りない、医療器具も足りないのでパニックになること。さらに日本人そのものの「健康や病院に行こうという志向性の低さにあるらしいことが昨日のネットニュース記事で書かれていた。日本人が病院へ行きたがらないおかげで、なんとか今までの皆保険制度は成り立ってきたということらしい。新型コロナなどでにわかに患者が増えた場合、日本の医療はまったく対応できなくなるというのが現実だ。だから検査数は増やしたくとも増やせないのだ。しかしそれでは政府発表は大ウソということになる。国民をだましたことになるだろうが、誰もそこに文句を言わないのは、日本人が数字に弱いことや、現実を知りたくない、という後ろ向きな志向が見えることになる。だからクーデターもデモも、日本では起きていないわけだ。

まことに奇妙な日本人の考え方・・・。
だまされたい?だまされても、ついていく?あまつさえ、少数の人は政府の自粛政策自警団になりたいものすらいる?で、つい「日本人はバカじゃないのか」と書いてしまったわけである。


さておき・・・。
総人口が令和2年4月1日現在で
<総人口> 1億2596万人   前年比  ▲30万人 (▲0.24%)の減少である。
総務省統計局サイト https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html
総検査人数156,866
156,866人÷129.596.000人=0.0012
これが「検査率」ということになる。0.012%。
約1万人にひとりしか、まだ検査を受けられていないのだ。
それが現実。

そもそも検査基準が問題だろう。調べてほしいと思う人は、まず大病院に予約して受診し、医者がこれはコロナだという確証を持ったら保健所へ報告。PCR検査を指示。それから一週間以上は待たされ、ようやく陰性か陽性かがわかるという日本の検査システムの異常な慎重さに問題がある。日本の医療や薬事は、世界に比べて異常な時間がかかるようになっている。石橋を叩いて叩いて、叩きまくって、もう石橋が壊れますよとなって、ようやくすべてが決まる。

これは戦争のような有事でも同じである。どこかが攻めてきてから一年ほど熟考しないと自衛隊は動けないようにしてある。つまり疫病だろうと国防だろうと、世界に負けるのが当たり前になっているのだ。なぜ?戦争の場合ははっきりしている。敗戦国だからだ。憲法が戦争を禁じてあるからである。そしてその憲法は、絶対順守するべきもので、例外はない・・・と多くの日本人が考えていると政府が思い込んでいるからである。左の人々は特にそう考えているらしい。法解釈の融通性とか例外性は絶対ないと、そんな国家は国家だろうか?

薬事がこれほどに慎重なのは、副作用だ。もし副作用が出たら責任を誰がとるのかを、恐れるからで、それは日本人、国民の声を政府がいかに怖がっているかということになる。官僚も行政も、つまり面倒なことはとにかく嫌がるのだ。

では医者はなぜこんなに少ないのだろう?責任が重すぎる仕事だからだ。外科・内科などは整形外科や歯科医などに比べてリスクが大きいわりに収入は少なく、しかも命に関わってしまうので、マスコミや国民から叩かれやすい。なり手が少ないわけだ。3Kを嫌がる現代では、なおさら若者はなりたがらない。人生をかけなければならぬ仕事を現代人はやりたがらない。しかも平常はほとんど患者は老人や子供なのであるから問題は少ないが、つまりそれは日本人の現役世代がいかに病院に行かないか=健康への意識が低いということだ。20~50代のン本陣の通院率があまりに低いために世界に冠たると言われる国民健康保険は、かろうじて成り立っていることになる。世界に冠たるなんぞ虚像なのである。なにひとつ「えっへん」と世界に威張れるようなものじゃあないのだ。これで現役世代がせっせと通院し始めたら、健康保険料は一気に5割以上負担とかになることだろう。そこで最近では政府は、病院には行かないで欲しいので、自治体に健康体操とか、ジョギングとか、ウォーキングといった安価な健康促進を老人に推し進めることを望むようになっている。それはつまり「保険料はもっと支払え、でも病院へは行くな政策」なのだろう。じゃないと皆保険制度はあっというまに崩壊するからである。
健康は一見ブームに見えて、実は健康診断や通院が怖い。それが一般的現役世代なのではなかろうか?だから走る、歩く、サプリ買う、ジム通いする、ゲートボールする・・・現実は健康への金はできるだけ控えている。それが日本人の傾向なのである。

感染数に戻る。
テレビは、感染者数を視覚化するときは、必ず検査数を添えるべきである。毎日そうしなければ比較しようがないからだ。それではデータとは言えない。なにか最近は、確率を言わなきゃデータじゃない志向がワイドショーには見えるが、出してくる確率が細かい、どうでもよいものばかりで、かえってわかりにくくなっている。専門家会議が出す数値や率も、なんだかどうでもよいものばかり。やたら小難しい専門用語を出してきて、いっそうわかりにくくしている気がする。つまり国民をけむに巻いて、検査数が少ないことを見えなくしようとする意志が見えてしまっている。

何度も言うが、将来のためにはサンプル数をできる限り増やさねば意味がない。日本人の来歴を遺伝子で考える人類学者などでも、わずかなサンプルで人類の発祥から、枝分かれ、バイカル湖起源説などを、簡単に結論付ける傾向があるが、あとからゲノム分析の結果が出て、前説をこれまたいとも簡単にひっくり返してみたりする。篠田さんなんかいい例であろう。

とにかく、検査数を増やさねば、未来にはなんの意味もない。来年はまた別のウイルスが出てくると仮定して今を貴重な経験と思っていないと、また同じどたばた劇を演ずることになる。だから医療関係者や感染病専門家は大変かもしれないが、今、今しかないという気概を見せてほしいのだ。死ぬ気になって、日本の未来へ正確なデータを残してもらいたい。次世代の子供たちのためにも。あの韓国や台湾でさえラジカルにすばやく動けたのだ。日本人にできないはずはない。右の人たちへも言いたい。今でも日本人は世界最高の民族だと思えますか?日本人の危機管理能力が世界一ですか?世界最低に見えていませんか?左の人へ。政府のおやり方に文句言うひまがあったら、防護服着て、検査手伝ってください。しゃべればつばきが飛ぶだけです。口にチャックして協力してあげてください。

口を開けばコロナ飛ぶ。開かにゃ、うつすこともない。山に登ろうが、パチンコ打とうが、買い物しようが、だまっていれば感染は減ります。外に出ないで籠ってたら脳みそは認知症や脳梗塞に向かい、心臓は心筋梗塞に向かうでしょう?だまっていたら、触らなければ、どこへ行っても大丈夫でしょうに?歩きましょう。新緑の季節ですよ。