民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2007年07月

●藤原宮子から見た、文武天皇との関係697(文武1)年8月20日 文武天皇の夫人となる。(文武天皇15才のときです)701(大宝1)年、首皇子(後の聖武天皇)を出産。出産後首皇子と面会することは無し。723(養老7)年、従二位。724(神亀1)年2月4日、子の首が即位(聖武天皇)。2月6日、 ...

大和国葛城郡朝妻 あさづま古事記において新羅の記事を載せている条は応神紀及び允恭(いんぎょう)紀である。允恭天皇の諱は男浅津間若子宿禰(お・あさづま・わくごのすくね)である。秦氏の始祖・弓月君(ゆんずのきみ・ゆづきのきみ)が最初に入った場所は朝妻である。 ...

天武2年 閏6月15日 韓阿食(原文はにすいあり)金承元・阿食金祇山・大舎霜雪ら騰極(ひつぎのこと)を賀す              一吉食金薩儒・韓奈末金池山ら先皇の喪を弔う            送使貴干宝・真毛・承元・薩儒を筑紫に送る        ...

マレーシアでは稲作儀礼として動物供犠が非常に特徴的で、それは1941年に宇野円空の『マライシアに於ける稲米儀礼』で記述されている。これに対し、日本では『播磨国風土記』讃容郡の条に、「妹玉津日女命、生ける鹿を捕り臥せて、その腹を割きて、その血に稲種き(まき ...

ゆふいんまちつかはら・きりしまじんじゃ・あまざけまつり九州各地に多く見られる女性尊重の祭。この日に限り女性は一切家事を夫にまかせる。西宮市の岡太神社に見られた男性中心の祭祀様式は、地域によってはこのような女性尊重へと進化したケースがある。祭にふるまわれる ...

にしのみやし・おかたじんじゃ・いちじじょうろう10月11日南北の講から各一軒頭屋を選び、竹の枝先に紅白の神で男女を象った「一時上臈」と呼ばれるひとがたを、米や柿、鏡餅などの神饌を盛ったさんぼうに立てて神前に供える。地元ではこれを人身御供の男女であったと伝 ...

さいとししろみ・しろみじんじゃ・れいさい12月14,15日毎年獲れたばかりのイノシシ数十頭の頭を切り取り、猟師が奉納する。血の滴る首がずらりと並んだ外神屋(そとこうや)では、米良神楽が夜通し奉納される。闇夜に灯明が照らし出すイノシシの凄惨な首が並ぶ様は、 ...

かとりじんぐう・かもはもり神官たちが打ちそろい、野生の鴨を素手で解体する大饗祭の中の神事。神饌殿で行われる。手は血で染まり、あたりには鴨の血のにおいが充満し、骨をもぐ音がぐりぐりっと。骨を折る音はパキポキっと鳴り渡るという凄惨だが、食いしん坊にはたまらな ...

兵庫県篠山市沢田・八幡神社・鱧切祭・・・人からハモへの変遷。宮崎県高千穂町・高千穂神社・猪掛祭・・・人からイノシシへの変遷。岡山県津山市一宮・中山神社・猿神退治譚・・・「さてそれより後(生け贄を食らっていた猿神を退治してのち)は、すべて、人を生贄にせずな ...

つるがしくしかわ・わけみやじんじゃ・れいたいさいこの神事はすでに明治に廃絶神社庁の記録によれば明治27~28年頃まではまだ行われていたというから、最後の秘事と言える。旧暦4月3日人身御供神事五升の米で炊いた餅を頭にしょった少女が神社へ渡り、神前に神饌をさ ...

↑このページのトップヘ