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Kawakatuワールドは引越ししました。

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民族学伝承ひろいあげ辞典

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今回のYahoo!ブログの終了という青天の霹靂さわぎ・・・。

ぼくが一番気になっているのは、中高年層の利用者の行く末である。

いかほどの人がもうブログをやめてしまおうと思ったことだろう。

いかほどの人が、とてもじゃないが、この年になってまたぞろブログ設定のわずらわしさに耐え切れるだろう。ああ、またあのやっかいな作業からはじめねばならぬのか...煮え湯を飲まされる思いを肌で感じてしまう。


あるいは高年齢な方にとって、それはもしや唯一の趣味を奪うことになったのではあるまいか?あるいは体の不自由な人たちには、それ以上のショックを与えてはおるまいか?少年少女、大人、主婦・・・おそらくヤフーのブログにも数万人の利用者がまだあったことだろう。もちろん中にはコメントが書きたくて開設しただけでほったらかしのブログも多いことだろうが、ブログとは何か書きたい、言いたいことがあって、書くことによって日々の始まりやストレス、喜怒哀楽、それらを表現することで、気晴らしになっていたはずなのだ。


それがなくなってしまう・・・まるで杖を奪われた半病人のようになてしまう人たちも少なくないのではあるまいか。なんとも罪作りな話ではあるまいか?


果たして、いかほどの老人たちががっくりしたことだろう。

60代前半のぼくでさえ(前半でよかった。後半だったらもうやめている)、かなりなストレスとショックと失意の日々だった。いざ新しく引っ越すとなって、思い出したのは、ヤフーブログはあまたあるブログの中でも、その使い方に違いがあったのだ。

ほかのブログとは基本的なハードが違うのである。最初、できないいnことが山ほどあった。


いきなりヤフーで書き始めた人なら、そのストレスに気づかぬまま過ごしただろうが、ぼくのブログ人生は、今から13年前、ティカップとニフティから始まった。だからそこからヤフーに移ったときの引越しのわずらわしさ、書き込み仕様の天地ほどの違いを知っているのである。まことに当時は、毎日いらいらさせられた。どうしてあれができない、どうしてこんな書き方、どうして?どうしての連続だった。それで白髪が一気に増えたものだ。当時のヤフーブログは重くて、がんこで、理屈っぽいやっかいなしろものだったのだ。


やがてヤフーも改善をしていき、かんたん書き込みやカスタム背景など、あとから付加された機能である。慣れてしまえばどこでもそうだが、こんな使いやすいブログはほかにはないところまで進んでくれていた。


毎朝、最初にPCを立ち上げ、ヤフーでニュースや天気予報や地震情報やをながめつつコーヒーをすする日々は、隠居したぼくの至上の時間。おもむろに昨夜アップしたブログ記事の反響などを確かめる愉悦・・・。それらが一気に壊されたときの失意。


多くの高年齢ブロガーたちはハードにうとい。誰かにブログを立ち上げてもらった人もいるだろう。引っ越すにはまたぞろそのやっかいごとを人に頼まねばなるまい。いい年をしてまたかい?とか嫌味など言われることだろう。もうやめたらどうだ?目が悪くなったんだろう?などなど、つまらぬ揶揄があれば、なおさらがっくりしてしまう年齢であろう。じゃあ、もうここらで潮時と、やめてしまうのかも知れない。


知り合いの中には引越しはしない、1から書き始めるという人もいる。



しかし、それだとそれまでの友人たちは彼を探さねばならないし、なかなかヤフーでの彼らに再会することは難しい。なぜならブログをやめていく人も多いわけだし、それぞれのブログへ引っ越せば、わざわざピング送信やブログランキングサイトに登録していなかったら、別ブログ書き込み情報は、全部のブログにお知らせされるわけではないのだから。



みなさんが新しく引っ越したり、新しく開設するブログは、ヤフーとはあまりにも仕様が違っている。おそらくかなり手を焼くことだろう。しかも来訪者は目に見えてがた減りしてしまう。また最初からブログの存在を知らせなければならなくなる。


ブログ村にまた登録したり、グーグルに登録し直したり、ピングーにまた登録して、ピング情報を流してもらったり・・・それはそれはこの何年間に、積み上げていったすべてをまた1からやることになるかも知れない。耐えられますか?今のあなたに・・・。ぼくは13年間書いてきた間に、それはそれはいろんなことがあった、大変なことだった。しかしそれらの苦しみや苛立ちは、少しづつやって積み上げてきたのであり、一度に全部が来たわけではない。ところが引越しはそれらの苦労がいっぺんにやってくる。怒涛のような立ち上げの苦しみがまた始まってしまうのだ。



ブログがなくなる。

もうじいさん、ばあさんは、何も書くな。

早く死ね。

ーーの宣告に等しいという人もいるのではなかろうか?

ぼくはそれを慮ってしまうのである。



まさかそれで自殺、孤独死が増えることにならないで欲しい。


中高年者は実はもろくてか弱い。

いや、人はそれほどもろい生き物だ。

たったブログがなくなって、ものが書けなくなっただけで、彼らのストレスや失意は、若者たちの10倍以上に感じられる。



でもどうか書くこと、表現すること、画像をとり続けることをやめないで欲しい。


来訪者ががた減りしたなら、かんたんにピング送信ができるサイトもある。カウンターの数値勘定を変えて、多く見せる手もある(UUとPV)。ヤフーでの累計数からカウンターを開始することもできる。

それだけでも毎日のストレスはおさまる。カウンター数値などはいい加減なものだ。しかし人はかなりその数の増えていくのを楽しみにして生きているはず。数字はうそを言わないという思いがあるはずだ。それだけでも朝が待ち遠しい人だっているはずだ。




そう、ブログってプロバイダーが考える以上に、人々の生きる希望なのである。これといって趣味もないはずの現役引退世代に、どれほど希望と夢を与えているか、経営するものは考えたことがあるのだろうか?


殺すようなものだ。君たちは高齢者地に自殺のきっかけを作ったのだ。

崖から、背中を押したのである。


こんな罪はほかにはない。忘れないで欲しい。あなたがたは裏切り者なのだ。




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諸君、引越しはできる。

誰にでも簡単にできる。

来客は激減する。

しかしいつかまた新しい知り合いに会える。

今はそのチャンスなのだ。

津波と原発で故郷を捨てねばならなかった人々を思えば、なんてことのない転機だ。


さっさと引っ越して、新たな住まいを安住の場所にするほうがいい。早いほうがいい。そして必ず保険のブログも造っておこう。すべてのブログがもしなくなっても、ワードプレスという絶対なくならない自前ブログサイトが残っている。


また楽しいブログ生活に、一刻も早く戻ろうじゃないですか。

なんてこたあない。生きていける。


なんぼのもんじゃい!

俺は待ってるぜ!




黒猫亭Kawakatu



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