い;飯綱山 いづな・やま
たたらのある山の象徴的呼称。全国的に多い。
稲荷山も同じ。
いなりとは倉稲魂とも言われ、御饌津神=神饌=みけつのこと。神の食事。つまり稲に限らず神の食物すべてを指す。仏教では「だきに」=夜叉。
「みけつ」に文字をあてて「三狐神」と書いたことから狐とされた。
飯綱地名も「飯」が食事を指す。
稲荷の意味は、南風、海風を「稲瀬」と呼ぶが、季節風のことである。稲を横倒しにするほど強い春の南風。帆を満帆に押す海風。稲が成る秋。などの意味がある。いなせな奴という古語も同源。
肩で風切ってさっそうとした野郎のこと。いずれも風。印南の風。いなみ。
いなり神にあげる食事を入れた容器のことだろう。うなりと同じ。巽の風は炭焼き開始の合図。
なお、白土三平のカムイの必殺技・飯綱落としは飯綱山で考案されたと聞く。関係ない。
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kawakatu
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