ひ;日向国那珂郡出土壁

文政元年、那珂郡今町の農夫・佐吉所有地字王之山石棺出土の壁玉、穀壁。
この美しい壁は、中国君主が諸侯に与えていたものと同じであると言われている。
九州北部が光武帝から金印などを受けていた1.5世紀頃のものであることから、北部勢力に対して、南部のなんらかの氏族が、直接、江南の呉越方面からいただいたものかと考えられる可能性もある。
しかし同様の壁は北部九州の須玖岡本古墳からも出ている。しかしこの壁は関東大震災で消失。
王之山という所在地はいまだに不明。