村上恭通「三世紀の鉄―ツクシとヤマト―」『邪馬台国時代のツクシとヤマト』所収 学生社 2006
九州の製鉄の研究結果
定型化した鍛冶鞴羽口の使用及び鉄滓・鍛造剥片・粒状滓の安定生成による高温鍛冶の実現は古墳時代初期の九州であり、それは中期後期へと受け継がれる重要な画期となった。
定型化した鍛冶鞴羽口の使用及び鉄滓・鍛造剥片・粒状滓の安定生成による高温鍛冶の実現は古墳時代初期の九州であり、それは中期後期へと受け継がれる重要な画期となった。
「当該期(古墳時代初頭)の羽口は断面形が蒲鉾型を呈しており、平坦面をもって鍛冶炉の周堤にする固定する工夫が施されていたと解釈される。」
「こういう羽口の固定法は韓国の鍛冶遺構でも確認されるが、類似するのはあくまでも固定法だけであって、まったく同形の羽口は存在しない」
「技術自体は向上するものの、その装置自体は日韓で異なる」これはその後の製鉄も同じ。
「6世紀後半には本格的となると評価されている国内の製鉄炉は、鉄を生産していることは間違いないものの、炉、送風関連装置はまったく朝鮮半島のそれと異なっている。」
「こういった現象が生じる原因は、朝鮮半島の技術者が渡来して直接倭人に技術を指導し、伝達したのではなくて」「倭人側が能動的に学習して」みようみまねで開始した独創性のあかしである。
「こういう羽口の固定法は韓国の鍛冶遺構でも確認されるが、類似するのはあくまでも固定法だけであって、まったく同形の羽口は存在しない」
「技術自体は向上するものの、その装置自体は日韓で異なる」これはその後の製鉄も同じ。
「6世紀後半には本格的となると評価されている国内の製鉄炉は、鉄を生産していることは間違いないものの、炉、送風関連装置はまったく朝鮮半島のそれと異なっている。」
「こういった現象が生じる原因は、朝鮮半島の技術者が渡来して直接倭人に技術を指導し、伝達したのではなくて」「倭人側が能動的に学習して」みようみまねで開始した独創性のあかしである。
つまり「古墳時代初頭の技術的画期は受動的にその到来を待っていたのではなく、それまでの技術的蓄積のある地元工人が能動的に獲得したと解釈され、それが北部九州の工人だったのである。」
この革新的技術は日本海沿岸との交渉環境の整備によって、島根県古志本郷遺跡、石川県一針B遺跡にまで伝播している。
これに対し瀬戸内経由では奈良県勝山古墳周溝から出土の羽口があり、これは「近畿地方からの直接的な人的移動が説明されている。」→6世紀における大和からの人的派遣・技術習得の実在。=九州の開放的技術伝達=協力・・・・・画期は磐井の乱敗北?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
門戸を閉ざしていた朝鮮半島と北部九州の時代が終演し、ようやく大和は統一へ向けて最大の協力者九州を得た・・・その画期となったのが磐井の乱であることが見てとれる。
出雲、吉備、東国、日本海各国をまとめていった雄略になしえなかった実力者北部九州との連合を成し遂げたのは結局、欽明大王時代となるだろう。
出雲、吉備、東国、日本海各国をまとめていった雄略になしえなかった実力者北部九州との連合を成し遂げたのは結局、欽明大王時代となるだろう。
邪馬台国時代からの祭祀。うらないによるまつりごとに、中国との直接朝貢と謁見と認知を加え、次に出雲、吉備の技術、南九州のおそれを知らぬ武力、渡来による文化、その渡来の流出による発展した東国の人海戦略、海人族の船の力・・・そして念願の画竜点睛を欠いていた北部九州の製鉄技術を得て。ついに大同団結、共和国大和朝廷は成立した。
ばんざい。よかったね。欽明さん。
継体大王の日本海航路による百済外交も大いに役立った。
だから日本は百済をあにとし、いつまでも(天智)そして(戦前の軍部も)その復興に尽力することになるのである。満州国も百済復興の手始めだったのか?さあ?そうは行かなかったねえ。
継体大王の日本海航路による百済外交も大いに役立った。
だから日本は百済をあにとし、いつまでも(天智)そして(戦前の軍部も)その復興に尽力することになるのである。満州国も百済復興の手始めだったのか?さあ?そうは行かなかったねえ。
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