国東半島の国見町で夜8時から「善神王」(ぜんじょう)祭があります。
本来、善神王は「ぜじんのう」と読み、武内宿禰のことです。
大分市の賀来神社が善神王神社と申して、ここが豊後国善神王祭祀の総社になります。国見町の方はここの分祠になります。この時期は祭が多く、これからが全国的な火祭りの季節。
来月は同じ国東の伊美岩倉神社のケベス祭、そして竹田竹宵、臼杵竹宵、日田善神王・・・ときて年末から二月(旧正月)まで鬼会と続きます。いわゆる収穫のあと一年が終わるという観念から、民俗学的には年越し祭事となっています。
現在、全国の昭和初期頃のこうした祭事、風習の写真をため込んでいますので、そのうち「ひろいあげ」にて公開いたします。
http://www.fukuoka-support.net/event-oita0709.html

[国東市/赤根神社(国見町)
230年前に五穀豊穣と無病息災を願って、賀来神社の分霊を祭ったのが始まりとされる火祭り。
「勘請善神王」と墨書きした幟がご神体で、束ねた竹をかずらで縛り、斜めに横たえた長さ約10メートル、重さ1.5トンもある大松明(たいまつ)に火をつけ、燃え盛る松明を竹の棒で突き上げて起こします。「松明起こし」は、長いときは1時間半ぐらいかかります。
その後、たいまつが照らす境内で、「神踊り」としての「盆踊り」が奉納されます。
問合せ先:国東市国見総合支所地域産業課 TEL 0978-82-1113]

明日は民俗学には関係なく、楽しいイベントとしては、九重町筋湯温泉商店街で「観月祭」があります。
これは筋湯温泉おかみの会が催す、来客を名物料理でもてなそうという非常にうれしい、かつマニアックな催事です。
http://www.pref.oita.jp/10103/yolozu/event/990801/otukimi.html
「 筋湯温泉おかみの会では、今年は9月の夜、観月祭を催します。当日は夜8時から、温泉街の「お月見広場」を、ススキやオミナエシで飾り、かがり火でお客様を迎えます。各旅館の女将が郷土料理の山菜料理や煮しめ、筋湯ならではの「地獄蒸しの極楽温鶏」など、手作りの料理をもちより、地酒でもてなします。
 心づくしの料理に舌づつみを打ちながら、美味しい地酒の盃を重ね、標高1,000mで眺めるお月さま。都会の喧噪を忘れ、田舎の風情に触れ、満月を眺める。至福の時を楽しみませんか。
 なお、当日は無農薬野菜の直売や、無料宿泊券抽選会、郷土芸能等も予定しています。 

【申し込み】
右記各旅館にて観月祭参加を受け付けています。」

ということで、これから忙しくなりますねえ、好事家は。

またそろそろ九州の装飾古墳開放の季節です。
竹原、王塚などなど、年々公開が減ってきているようですが、普段入れない古墳に直接はいって、じかに装飾が見られる。
うれしいですね。
情報は「装飾古墳今昔紀行」サイトのW氏から。
http://blog.livedoor.jp/warabite/
詳細は王塚古墳館の公開予定表でどうぞ。
http://www.ouzuka.jp/contents/event/onga.html
http://www.ouzuka.jp/contents/event/koukai.html
http://www.ouzuka.jp/contents/event/chikugo.html


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