西欧のハンガリーがフン族の「フン」から来たことはご存じだろう。
また映画やテレビでおなじみの名探偵ポアロが西欧人と東洋人の混血の血筋であることも、推理小説ファンならとっくにご存じ。
きょう奴。
フン族の始まりはバイカル湖周辺の騎馬民族である。
日本人のDNAのほとんどを彼らと同じ北方系がしめている。
いつからそうなるのか?
古い文化人類学では、あるいは民族学では、あるいは民俗学の伝承では、あきらかに倭人は海の民、南方系であるにも関わらず、DNAの中には北方の血潮が満ちている不思議。
モンゴル人もヨーロッパではフン族と混同されるくらい、北方系モンゴロイドは世界を席巻した。そしてその時期が乾燥、寒冷期にあたり、在地で困難になった食料入手のための遠征から始まり、結局、その騎馬、製鉄、文化、宗教、血液までも遠征先に残存させることとなる。
北欧のシャーマンは毛皮を着て、冠に角を生やす。白い装束で太陽に祈りを捧げる。民話に狼男。
白いシャーマンは羽を広げたように空へ向かって祈る。
その原型を北方系シャーマンが持っている。
彼らが来た証拠は製鉄。たたらの伝播とリンクしている。
銅は南から、鉄は北から。この視点が非常に必要となる時代が、日本史のどこかに必ず隠れている。
いつ、どうやって、たたらは来たのか。
それがタタールからだという定説こそがその謎を解く鍵なのだろう。
南方と北方の出会いもまた、海と山の出会い以上に、この国の歴史の隠れたヒントとなる。
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