崎谷 満(さきたに・みつる、医学博士)『DNAでたどる日本人10万年の旅』昭和堂 2008から
「現生人類がいつごろ生まれたかについては、ミトコンドリアDNAの分析からは二〇万年から十四万年ほど前(Krings et al.2003,Horai et al 1995)、またY染色体の分析からは九万年ほど前(Hammer and Zegura 2002)ということが推定されている。
このように、現生人類が約20万年から10万年前のアフリカに誕生した単一種という説、つまり「単系統説」が正しいことは科学者の間ではすでに周知されている。」
このように、現生人類が約20万年から10万年前のアフリカに誕生した単一種という説、つまり「単系統説」が正しいことは科学者の間ではすでに周知されている。」
「しかし一般には「人種」「古モンゴロイド」「新モンゴロイド」「コーカソイド」などの用語が用いられている場合がまだみられる。これらはすでに科学的用語としてはなじまなくなっているので注意が必要である。これは形質人類学によって以前に提唱されていた「多地域進化説」、つまりそれぞれの地域で進化した原人からそれぞれの地域固有の現生人類「人種」が生まれたという古い学説の残渣である。つまり科学的妥当性を失った過去の学説によるものであるので、これらの用語は使用すべきでないと思われる。この多地域進化説による人種の区別に関連して、誤った科学的仮説が人種差別という負の遺産を生み出したということを非難する人もある。」
●現生人類の派生に関する最新説として、崎谷博士は宝来聡の説をあげている。
●そして世界的な「定説」として「単系統説」が正しいと言っている。
●単系統説とは、すべての人類はミトコンドリア・イヴという、アフリカ東南部にいた類人猿DNAからすべての現生人類が派生したという考え方である。
●さらに、今でも一般が使うことが多い「人種」「モンゴロイド」「コーカソイド」さらには「ネグロイド」などのよく知られらた人類学用語はすでに死語であって、差別を生んできたから、もう使うべきでないと示唆している。
●古い人類学というのは「多地域進化説」であり、これが従来の人類学的見解の多くを占めてきた。これは考古学で言うなら土器編年の相対的分類にあたる。「表面的な見える骨格や体型、目の色、歯、頭骨の形などの比較から原生人類の派生と進化を推測する」方法である。
●「DNA多型分析」という強力な方法と「DNAの中に宿されている歴史の直接証拠」の両輪が、現在では、アフリカから日本列島へいたる悠久の人類移動の歴史を今ではほぼすべtが再現可能になったと崎谷は著書冒頭で強く述べているのである。
●そして世界的な「定説」として「単系統説」が正しいと言っている。
●単系統説とは、すべての人類はミトコンドリア・イヴという、アフリカ東南部にいた類人猿DNAからすべての現生人類が派生したという考え方である。
●さらに、今でも一般が使うことが多い「人種」「モンゴロイド」「コーカソイド」さらには「ネグロイド」などのよく知られらた人類学用語はすでに死語であって、差別を生んできたから、もう使うべきでないと示唆している。
●古い人類学というのは「多地域進化説」であり、これが従来の人類学的見解の多くを占めてきた。これは考古学で言うなら土器編年の相対的分類にあたる。「表面的な見える骨格や体型、目の色、歯、頭骨の形などの比較から原生人類の派生と進化を推測する」方法である。
●「DNA多型分析」という強力な方法と「DNAの中に宿されている歴史の直接証拠」の両輪が、現在では、アフリカから日本列島へいたる悠久の人類移動の歴史を今ではほぼすべtが再現可能になったと崎谷は著書冒頭で強く述べているのである。
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ヒト・類人猿の共通祖先から770万年前にゴリラが枝分かれ。
ヒトがボノボ・チンパンジーの共通祖先から枝分かれしたのが470万年前。
ボノボとチンパンジーは250万年前に分岐した。
以上Horai 1992説
ヒトがボノボ・チンパンジーの共通祖先から枝分かれしたのが470万年前。
ボノボとチンパンジーは250万年前に分岐した。
以上Horai 1992説
この「ヒト・類人猿の共通祖先がミトコンドリア・イヴである。
ミトコンドリア・イヴから生まれた類人猿の共通先祖が生まれ、そこから現生人類・今のところサヘラントロプス・チャデンシスが最古とされるものが枝分かれして誕生。
この系統樹からさまざまの「進化論で言う試験的原人」が枝分かれしては滅んでゆく。その中から旧人・ネアンデルタールが出現し、その後ほぼ同じ頃新人」クロマニョン人も出現。ほぼ同時代に生きてゆくが、ネアンデルタールはやがて絶滅(混血説も根強くある)、現生人類にはネアンデルタールの血を引く子孫はいないというのが最新説である。2009年7月現在
この系統樹からさまざまの「進化論で言う試験的原人」が枝分かれしては滅んでゆく。その中から旧人・ネアンデルタールが出現し、その後ほぼ同じ頃新人」クロマニョン人も出現。ほぼ同時代に生きてゆくが、ネアンデルタールはやがて絶滅(混血説も根強くある)、現生人類にはネアンデルタールの血を引く子孫はいないというのが最新説である。2009年7月現在
画像は砂の中からほぼ完全体で発見されたリンドゥ・マンの遺体
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コメント
コメント一覧 (4)
有料衛生番組「アニマルプラネット」などを観ていたころがあったのですが、DNA分析による「単一系統説」なんて初耳でした。
もっとも、私の関心はチンパンジーとゴリラが主でしたが。
歴史も進化論も時代とともに新たな発見があり、むろん様々な分野とつなげて解明するものなんですね。
楽農家(らくのうか)・玖珠
kawakatu
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返事が遅れました。
歴史は哲学だと思っております。
ところで自民、大敗のようですね。
kawakatu
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>生人類にはネアンデルタールの血を引く子孫はいない
そうなんですかね?
傑作&ランクリ
kawakatu
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kawakatu
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