「奈良県明日香村の地名である島庄(しまのしょう)は、もと東大寺の荘園である。しかしそれ以前、ここには「島の大臣」と呼ばれたある人物の邸宅があった。
島の大臣(しまの・おおみ)と呼ばれた人物とは蘇我馬子のことである。
今の石舞台古墳公園の周辺がちょうど島庄にあたるが、ここに馬子は邸宅内に庭を造っていた。「池をうがち、池のなかに島を築いた。そこで馬子は「島の大臣」と呼ばれた。この島が蓬莱山」である、と前の記事に書いた岡本健一は言っている。(前出「春日井シンポジウム」)この庭園は記録上、日本最古の庭園といわれている。
その後、この邸宅と庭園は草壁皇子(天武皇太子)の「島宮」となった。
ちなみに蘇我馬子の墓である石舞台古墳の形状については諸説あるが、上円下方墳あるいは下方上八角墳だといわれており、実はまだはっきりしていない。その中に方墳説もある。
上円下方墳というのは最近の考察ではあまり信憑性はないと考える。そういう墳墓が古代にはほとんどないからである。上八角墳の可能性はあるだろう。というのは馬子は自らを「王」と考えていたわけで、大王風墳墓を造るなら、当時では上八角下方墳がふさわしいだろう。
上円下方墳というのは最近の考察ではあまり信憑性はないと考える。そういう墳墓が古代にはほとんどないからである。上八角墳の可能性はあるだろう。というのは馬子は自らを「王」と考えていたわけで、大王風墳墓を造るなら、当時では上八角下方墳がふさわしいだろう。
しかし方墳の可能性もあって、もしそうならば、方墳を持つ勢力としての蘇我氏の考察方向も生まれうる。
「島の大臣」と呼ばれたわけが、庭園に蓬莱思想を描き、島=蓬莱山を浮かべたためであるという岡本の説は整合性が高いだろう。「しま」という観念が「縄張り」という説などがあるが、この場合はあきらかに島であるから、それは関係あるまい。
「しま」を名前にしたほかの人物となると、やはり第一番に百済武寧王が思い浮かぶ。彼も筑紫の島で生まれたために「志麻」と名乗った。
また「島麻呂」という名前は古代に多い。
島=蓬莱山であるならば、馬子が蓬莱思想を心得ていたこととなり、彼の墓が前方後円墳になってもおかしくはないが、残念ながらさすがにヤマト大王家でさえ、もうこのころにはそういう古い形式の墳墓には葬られていない。となると甥っ子の聖徳太子が愛した八角が、やはりふさわしかろうか?
「しま」を名前にしたほかの人物となると、やはり第一番に百済武寧王が思い浮かぶ。彼も筑紫の島で生まれたために「志麻」と名乗った。
また「島麻呂」という名前は古代に多い。
島=蓬莱山であるならば、馬子が蓬莱思想を心得ていたこととなり、彼の墓が前方後円墳になってもおかしくはないが、残念ながらさすがにヤマト大王家でさえ、もうこのころにはそういう古い形式の墳墓には葬られていない。となると甥っ子の聖徳太子が愛した八角が、やはりふさわしかろうか?
ついでに言うが、もし八角だったとしたら、馬子と太子の確執は実はなかった可能性さえ示唆される気がしてくる。太子も馬子も仏教を通した中国・百済・新羅などとのグローバル外交をめざし、その外交観念はバッティングしたとはあまり考えにくい。
またこうしたグローバル外交を考えていたのは継体・天智・天武も同じだが、藤原時代には外交の匂いはあまり感じられない。」
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