末羅国についての追補記事。
前の記事が菜畑と水田だけにこだわりすぎたため、書き残したことがいくつかあった。
前の記事が菜畑と水田だけにこだわりすぎたため、書き残したことがいくつかあった。
●まずは王墓としての甕棺墓と北部九州海岸地帯に特徴的な副葬品、そしてその様式の朝鮮半島・狗邪韓国との相似について
まず頭にインプットしておきたいのは、こういうことを書くと邪馬台国ファンはがっくりくるだろうけれど、弥生人=倭人になった渡来人とは朝鮮半島からやってきた「外国人」であるということだろう。
さて、末羅国になる唐津湾一帯では、その王墓候補としてまず
その埋葬の特徴である甕棺は、半島の同時代国家だった狗邪韓国(くやかんこく)とまったく同じ形式で、墓の形態である支石墓(しせきぼ)もまたまったく相似形である。また副葬品としての銅器、銅戈(どうか=ほこ)や多鈕細文鏡(たちゅうさいもいん・きょう)、銅剣などの様式もまったくそっくりなうえに、農具としての石器(スクレパーなどの包丁類)もそっくりなので、半島海岸部からやってきた狗邪韓国人がここに作ったのが末羅国だったということになりそうである。
●あとは「実験を繰り返しながら東へ移動し」、「より大きな収穫と良港を選びながら移動」する。
このことは、ほかの北部九州玄界灘沿岸の国家・・・伊都国や奴国やフミ国も、おそらく狗邪韓国などの半島沿岸国家の人々であった可能性を示すことなり、ひいては、やがて吉備から河内へと移動していった倭人たちもみな・・・・いいかえれば邪馬台国連合国家のすべてが半島人と現地縄文時代人との混血(それが起きていない人もいたことだろう)である「倭人」だったとなるのかも知れない。
だから最初から、まず倭人は外国人くらいに思っていないと、あとでショックを受けてもらうと困るわけだ。
●私たちが探してきた「まぼろしの邪馬台国」とは、つまりそういう連合である。しかしそれが弥生時代であり、弥生時代人つまり倭人が持ち込んだ数多くの最新技術のおかげで、私たちは日本と言う国家を形成してこれたわけである。
その彼ら渡来人が持ち込んだ技術の、すべてが実は末羅国や伊都国にはすでに揃っている。
その彼ら渡来人が持ち込んだ技術の、すべてが実は末羅国や伊都国にはすでに揃っている。
水耕稲作
石包丁
銅器
農具・武具
製鉄技術
干拓技術
版築工法
土器
玉製作
鏡などの三種の神器の観念
王墓様式
葬送様式
祭祀様式
装飾品
船舶技術
植林
農作
灌漑
戦術
祭祀観念・自然観
棚田
つまり言い換えると、現代の日本の都市、農村風景を造ったのは彼らである。
彼らが大陸の喧騒を逃れて、ここを出てゆき、関西人となるのである。
であるから関西弁もまた渡来人のイントネーションの影響下にあったことは「絶対に」否めない。
しかるに博多弁イントネーションに大阪弁との類似を見た筆者の勘は当たっているわけだ。
先に書いた、瀬戸内ラインの大動脈の上にある一直線の地域のすべてに彼らの血脈は色濃く残された。
その外側の地方色ゆたかなローカル地帯のすべては、つまり縄文血脈が色濃く残存した地域だったと考えてさしつかえない。
石包丁
銅器
農具・武具
製鉄技術
干拓技術
版築工法
土器
玉製作
鏡などの三種の神器の観念
王墓様式
葬送様式
祭祀様式
装飾品
船舶技術
植林
農作
灌漑
戦術
祭祀観念・自然観
棚田
つまり言い換えると、現代の日本の都市、農村風景を造ったのは彼らである。
彼らが大陸の喧騒を逃れて、ここを出てゆき、関西人となるのである。
であるから関西弁もまた渡来人のイントネーションの影響下にあったことは「絶対に」否めない。
しかるに博多弁イントネーションに大阪弁との類似を見た筆者の勘は当たっているわけだ。
先に書いた、瀬戸内ラインの大動脈の上にある一直線の地域のすべてに彼らの血脈は色濃く残された。
その外側の地方色ゆたかなローカル地帯のすべては、つまり縄文血脈が色濃く残存した地域だったと考えてさしつかえない。
もちろん混血にはそれぞれ度合いの違いがあったことだろう。とくに三世紀の北部九州では、まだまだ縄文人とは住み分けが激しかった。それが稲の混血が進むように、人間も混じっていくことになる。それが結果、関西弁を話す人々という「終着点」としての畿内を形成する大きな勢力となった。
逆の見方で言えば、蝦夷や熊襲、隼人の血脈を色濃く残した地域の人びとこそが、日本原住民、純潔種だったとも言えるかも知れない。彼らは2万年前に列島弧に住み着いた、最古の日本人。ネイティブ・ジャパニーズの子孫と言える。
いずれにせよ長い歴史のどこかで混血は誰の一家にもおきているの違いないから、別に気にすることはないだろう。
いずれにせよ長い歴史のどこかで混血は誰の一家にもおきているの違いないから、別に気にすることはないだろう。
甕棺に埋葬する、支石墓に埋める、豪華な副葬品を持つ・・・これは1世紀から古墳時代前期まで、ここ、北部九州玄界灘沿岸部にしかない特徴である。そして被葬者の中に大きな致命傷を受けている遺骸が存在するのもここだけである。
●高地性集落
日本で一番早く高地性集落が登場するのも末羅である。桜馬場遺跡のやや北東部につきだした大島あたりに現れる。同時期、狗邪韓国にも高地性集落が出現しているので、これは半島の争乱の影響が大きかったことが考えられるが、同時に、争乱の大元である中国南部、長江河口部からの避難民が、海からやってきている可能性にも考えが及ぶ。関西文化をつぶさに見るに、いつかどこかで江南人の混入が起きたことは容易に推測できる。
日本で一番早く高地性集落が登場するのも末羅である。桜馬場遺跡のやや北東部につきだした大島あたりに現れる。同時期、狗邪韓国にも高地性集落が出現しているので、これは半島の争乱の影響が大きかったことが考えられるが、同時に、争乱の大元である中国南部、長江河口部からの避難民が、海からやってきている可能性にも考えが及ぶ。関西文化をつぶさに見るに、いつかどこかで江南人の混入が起きたことは容易に推測できる。
●最後に唐津湾特有の強風について
江戸時代の植林による虹ノ松原で有名な唐津・松浦は、塩が濃い強風が吹きつけることでも有名。
コメが塩害でやられるために防風林として松を植えている。
しかしそれが江戸期が最初の植林だったとしたら、ここに松浦という地名が古代からあったことと矛盾してしまうだろう。
松は高温を発する炭の原材料であり、それは高炉ばかりか藻塩にすら使われたとは以前分析した。ところが実は、この高温は、やがて土器そのものにまで変化をもたらした。それが須恵器である、陶器。
この「すえ」という言葉は朝鮮語由来であると考えられている。
半島で「すえ」「そえ」とは鉄、焼き物を指す言葉である。
例えば、豊前香春岳の周辺にあって英彦山のふもとの町である添田町の「そえだ」も銅などの製錬、あるいは窯業由来であろう。そえだ、すえだ、すえなどは由緒正しい、朝鮮土器製作者、製鉄工人の名前だろう。山口の大内氏の下に陶晴方という武将がいた。
江戸時代の植林による虹ノ松原で有名な唐津・松浦は、塩が濃い強風が吹きつけることでも有名。
コメが塩害でやられるために防風林として松を植えている。
しかしそれが江戸期が最初の植林だったとしたら、ここに松浦という地名が古代からあったことと矛盾してしまうだろう。
松は高温を発する炭の原材料であり、それは高炉ばかりか藻塩にすら使われたとは以前分析した。ところが実は、この高温は、やがて土器そのものにまで変化をもたらした。それが須恵器である、陶器。
この「すえ」という言葉は朝鮮語由来であると考えられている。
半島で「すえ」「そえ」とは鉄、焼き物を指す言葉である。
例えば、豊前香春岳の周辺にあって英彦山のふもとの町である添田町の「そえだ」も銅などの製錬、あるいは窯業由来であろう。そえだ、すえだ、すえなどは由緒正しい、朝鮮土器製作者、製鉄工人の名前だろう。山口の大内氏の下に陶晴方という武将がいた。
ちなみに日本三景のひとつ松島も、松は製鉄と藻塩、須恵器のために植林された。渡来技術は名勝をも作り出している。
キーワード
北九州 倭人は出てゆく 海人残る それが縄文、狗奴国人に
松浦川 海士の名前なごりかな 浦の戸口に 赤松ゆらぐ
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最近のかわかつ
立てば癇癪 座ればヤカン 歩く姿は湯沸かし器
沸騰、ふっとう。短気ですぐに爆発す・・・てかあ。気が短くなってしまった風邪のせいか、年のせいか、あるいは脳に梗塞か腫瘍でも再発したかな??ああ、今日もキー誤打の多いこと。
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