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4~6万年前の「出アフリカ」。
参考文献スティーブン・オッペンハイマー『人類の足跡10万年全史』から

紅海を越えた出アフリカは少なくとも二度あった。
4~6何年前の移動は「海の道」
2~4万5000年前が「陸の道」
1988年発表されたミトコンドリア・イヴ説のすべての分析は「陸の道」移動者をたどる。

アフリカ、グレート・リフト・ヴァレイから生まれたイヴの遺伝子には、現代の世界中の民族が取捨選択して「切り取って」いったすべての形質が存在した。
私たちはその中から環境にあった形質だけを選びスポットライトを浴びせ、ほかは捨ててゆくことでその形質を多様化させた。
すると今、最もアフリカ人に近い形質を残しているミクロネシア人、その次にオーストラリアアボリジニ、あるいはインド人のいくつかの形質が説明できなくなる。
定説はアフリカ人の形質は、アフリカから離れるほどに遠くなり、それが最も遠いのは南米人、北米人、東アジア人だとされている。

しかし北米のネイティブアメリカーナよりも、南米のペルー人よりも古い、前額部の特徴がアフリカ人に近い骨格の遺骨が最古級の遺跡から出てくることの説明ができないことになってしまう。

ということは上の地図のオレンジ色、茶色の移動が、われわれの移動よりもはるかに先に存在したと認めざるを得なくなってきたのである。


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