●中央構造線断層帯 西端は大分まで到達 地震調査委
国内最大の断層帯「中央構造線断層帯」について、政府の地震調査委員会は,最新の研究で、伊予灘の海底にある活断層と大分県の別府湾から由布市にかけてのびる活断層がほぼつながっていることがわかり政府の地震調査委員会は「中央構造線断層帯」の西の端が大分県まで達しているという新たな評価をまとめ、19日公表した。
NHKニュースなど
国内最大の断層帯「中央構造線断層帯」について、政府の地震調査委員会は,最新の研究で、伊予灘の海底にある活断層と大分県の別府湾から由布市にかけてのびる活断層がほぼつながっていることがわかり政府の地震調査委員会は「中央構造線断層帯」の西の端が大分県まで達しているという新たな評価をまとめ、19日公表した。
NHKニュースなど
この結果、全長はおよそ440キロとなったほか、全体を10の区間に分けて評価した結果、それぞれの区間で起きる地震のマグニチュードは、「6.8程度」から最大で「8.0程度もしくはそれ以上」と想定。うち愛媛県内を通るおよそ40キロの区間は、地震発生の危険度「発生確率のランク」が最も高い「Sランク」。さらに断層帯全体が同時に動くことも否定できないとしていて、この場合、マグニチュードは「8.0程度もしくはそれ以上」で、四国や九州北部、近畿、それに中国地方などの広い範囲が震度6弱以上の激しい揺れに襲われるほか、断層に近い大阪と奈良、和歌山、徳島、香川、愛媛、それに大分などの一部の地域では、震度7となるおそれがあると予測。
この区間にあるのが伊方原発である。
また、和歌山県にある「区間3」の「根来」と和歌山県沖から徳島県沖にかけての「区間4」の「紀淡(きたん)海峡ー鳴門海峡」、徳島県にある「区間5」の「讃岐山脈南縁東部」、それに徳島県から愛媛県にかけて通る「区間6」の「讃岐山脈南縁西部」はランクAで、最近の大阪湾の頻繁な小地震はここ。
これとは別に昨日は、千島海溝にある大断層での巨大地震に対する初の危険性が指摘された。
さらに九州では、阿蘇山をはさんで、有明海へ伸びる別の構造線があって、つながりはまだ認められないとは言いながら、先の熊本地震で湯布院が揺れたのを見ても、連動性がある地域と見られる。この連動について地震学では、可能性を追求しない傾向もあったわけだが、大分がこれまでつながりが認められてこなかった石鎚山の中央構造線と今回つながっているとされたことで、中部、東海、近畿、四国・中国そして九州という一本の「連動性」がありうることがようやく語られ始めたことになる。
鉱物を追求する民俗学や古代学では、多くが中央構造線の熊本八代までの連続は言われて久しい。ようやく科学がそれに追いついたというのが正直な感想である。
これを受けて大分県知事の広瀬氏は地元テレビ局で、「大分県はこれまで南海トラフ地震を想定して対策を練ってきた。中央構造線が大分までつながったからといって、ひっきんの急務とは思わないが、今後、対策を考えるべきだろう」旨、と述べている。大丈夫だろうか、この老人 ?
確かに大分市から北部、西部は津波にはあまり関心がない。瀬戸内海に面する内海にあるからだろうが、佐賀関から佐伯市までは太平洋に面している。また瀬戸内海と言えども、中央構造線が連動地震を起こした場合、津波よりも直接の大地震で伊方原発に異常が起これば、瀬戸内の海そのものが壊滅する。漁業で生きてきた南海の人々はその生活を失うこととなるだろう。天正年間の瓜生島喪失を常に念頭に置いた対策も考えておかねばなるまい。特に別府市から湯布院への大活断層地域は断層によって伊方原発とつながっている。別府湾海中に隠れている別府湾活断層のことを忘れていないか?
中央構造線、あるいは南海トラフの揺れが激しい場合、当然、「つながってはいないが平行して走る」臼杵―八代構造線や仏像構造線へ飛び火が起きることも考えられる。熊本地震後に豊後大野市朝地町で地割れが起きたことを忘れてはなるまい。あの現場ではいまだに自宅に帰れない家も、わずか一軒に減りはしたもののまだあり、一年経った今もなお、まだ一年もの帰宅不可能な状況だとニュースで聞いている。そうなると農家は死活問題だろう。老いてなお転職を考えねばならなくなると考えたら人事ではなくなる。
一方、千島海溝の場合、今はほぼロシア領となってしまっている北方四島も巻き込まれる。ロシアが果たしてどこまでそれを考えているかは極めて不確定。ロシアの経済力は韓国やインドネシア諸国並で、地震対策にどこまで金が下りるか危惧される。さらに近隣の青森県下北半島には停止中の原発、大間に建設予定の原発があり、六ヶ所には処理場がある。北海道の内陸4kまでも入ってくる、高さ30mクラスの超巨大津波ならこれらも簡単に飲み込んでしまう恐れもある。
もちろん東北沖も日本海溝も、さらには反対側の大和堆あたりのプレートの切れ目も危うかろう。そうなると日本中を津波対策の防波堤がまるで万里の長城のように囲む未来が見てくる。おまけに空からは米軍の部品やらミサイルも飛んでくる。きっと100年後の日本列島はドームかバリアーですっぽりと包み込まれている時代になっていることだろう。くわばらくわばら。
ミサイルよりゴジラより、よほど怖い話である。
一瞬で死ねると思えば楽か?そう思うしかないな、われわれ平民は。ふん。
日本一の 断層枕に 毎夜寝る
でかいはずだよ わが夢の





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