民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

唐楓の紅葉と晩秋晴天

ご;五斗米道(ごとべいどう)宗教・道教・太一・北辰 太平道の首領の張角は、冀州の鉅鹿(今の河北省平郷)の人で、もともとは黄老道の信徒だった。彼は黄老道に伝承されていた《太平経》を読み、漢の霊帝の建寧年間(168~171年)に布教を始め、自ら「大賢良師」と ...

ち;中央構造線の謎を探る会」設立へ、「中央構造線の謎を探る会」後藤拓磨(売木村出身、飯田市在住)中央構造線の謎を探る会を、旗上げした。 総延長1000キロ(とされる)巨大断層がはらんでいる、さまざまな謎や、不思議の数々を、これから生涯をかけて解明していき ...

て;鉄 鉄鉱石・砂鉄・中央構造線 古代史を科学的に見ようとする場合、例えば鉄(褐鉄鉱)は摂氏四〇〇度程度の低火力温度で熔け始め、五〇〇度前後で鎔解が止り、八〇〇度前後から再び熔解が始まるという。また鉱石に不純物が混じると、鉱物の熔解温度が下がるという不思 ...

ふ;藤原岳(ふじわらだけ)やま 藤原岳は千㍍そこそこであり、緯度も南になるのだが、昭和三十年・・・出典; https://www.bing.com/search?q=%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%B2%B3+%E9%89%B1%E5%B1%B1&qs=n&form=QBRE&sp=-1&pq=%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%B2%B3+%E9%89%B1%E5%B1%B1&s ...

に;丹・丹生・水銀・丹沙・朱沙(しゅしゃ)・あけ・あかなど 先週末、丹生都比売神社(=天野大社・かつらぎ町)で歴史文化講座があったので拝聴してきた。演題は「天野社の舞楽」、講師は和歌山県立博物館学芸員の大河内智之先生。この丹生都比売神社=かつて弘法大師が ...

か;鍛冶 かじ 梶 ・舵梶(カヂ)の葉は若木では葉身が3~5裂して楓(カエデ)の葉に似るが、老木の葉は切り込みが浅く、広卵形となることがある。葉の柄や裏には長い毛が密生し、葉柄は長い、葉形は個体により多少の差異変形が見受けられる。クワ科落葉高木。雌雄異株。梶( ...

あ;アンチモン輝安鉱Sb2S3のわが国における産状は、(1)石英または粘土鉱物とともに鉱脈をなす、(2)自然砒As、鶏冠石As4S4、雄黄As2S3、硫砒鉄鉱FeAsS等の砒素鉱物とともに鉱脈をなす、(3)金鉱脈中、(4)種々の金属鉱脈中に副成分として、等である。特に、愛媛県の三波川変成 ...

い;糸魚川静岡構造線 この当時の地層は、糸魚川周辺にはありませんが、新潟県では、佐渡や岩船、津川地域に分布します。地層は、主に安山岩や流紋岩溶岩、溶結凝灰岩と呼ばれる火砕流堆積物からなっています。この地層にはさまれる泥岩からは、淡水に住むキュウリウオの化 ...

き「金」; 古来、五金(金・銀・銅・鉄・錫)の長として尊重されてきた、美しい黄色の光沢がある金属元素の一つ。文武天皇大宝元年に対馬国から朝貢されたのが歴史に見える古例である。塊状では美しい黄色の金属光沢、粉末状では紫、コロイド状では赤、溶融状態では緑、箔 ...

も「木炭(charcoal)」『木材を乾留して得られる炭素質物質。木炭はコナラ、クヌギ、カシ、カエデなどを原料にして、種々の方法で蒸し焼き(乾留)してつくられるが、原料の10~20%しか炭にならない。木炭の発熱量は6700~7500kcal/kg(28000~31350kJ/kg)で、茶の湯や焼 ...

日本列島の先住民だった縄文時代人のDNAには中国東部のカザフ地方の古代人のものが34parの割合で入っていた。そして15%はスンダランド(フィリピンやインドシナの諸島)のもの。そこにさらにいろいろなDNAが、地域、時代によってさまざま入り込んでいたのである。これを ...

では日本書紀が示す、南方系神話はなぜ取り入れられたのだろう?いくつかの仮定ができるだろう。ひとつには・・・従属させた隼人の一部は歴史のどこかで滅ぼされ、追いやられたという推定である。一般に滅ぼしたものは丁重に扱われた。これは天孫族が非常に祟りを畏れた種族 ...

ここまでは歴史書と事実が実に合致している。隼人は犬の遠吠えをすることから中国の犬戎の子孫であろうと推定できる。また縄文人は犬を食べなかったという考古学の実証もある。物的証拠である。犬戎は北東部羌や盤弧と同族とされ、同じ犬祖伝説を持っており、その定住範囲は ...

諸国怪談集『御伽物語』(1680年刊行・俳人荻田安静収集 この古書は『里見八犬伝』の著者である滝沢馬琴の蔵書から発見されたものである)「よく知られた話だが、ある家に飼われていた白犬が、その家の娘が小便するたびに掃除せよ、この娘はお前の嫁ぞと言い聞かされて ...

永島慎二という漫画家が母から聞いた地方の民話を漫画にしている。永島の母親は確か長野県出身ではなかったかと思う。「おそめこのへんか」という。おそめという村の庄屋の娘が、猿の大将に見初められ、困ったあげく、庄屋が、柿の木の一番はじっこに実った大きな柿の実をと ...

ナシ族「人類遷徙(せんし・移り変わること)記」「天の怒りに触れておきた大洪水のなかを生き延びた人類の祖ツオゼルウは、天の神の美しい娘ツツブブミと出会い恋に落ちいった。”父の天の神の試練をツツブブミの助けによってみごとにのりきり”、家畜、穀物などの”土産を天 ...

ハニ族「人は地上に生まれ落ちるや、霊魂を12個持つと言われている。この12個の霊魂は人体の安危禍福に対してそれぞれ異なる役割を果たしていて、(中略)整然と並んでいる。第一魂は主魂で、人体にぴったりくっついている。第二魂は次魂で、類推をつかさどる。この12 ...

大林太良が記録した長江南域の大蛇神話。『捜神記』「東越の庸嶺(福建省)の西北の湿地に大蛇がいた。長さ七,八丈、大きさは十余抱えにもおよんだ。大蛇は誰かの夢や巫祝を通して「少女のいけにえを要求した。」毎年、役人たちは奴隷の生んだ子や罪人の娘を捜し出しては大 ...

ミャオ族「二軒の家の境に大きな桃の木があった。ある年、実が一つしかならないことがあった。その実はずんずん大きくなって地に落ち、割れてひとりの男の子が出てきた。両家の人々は喜んで桃の子太郎と名づけてかわいがった。18になった。「毎日川辺の」丘で放牧していた ...

ミャオ族の洪水神話には、日本にしかない神話形式の中の「柱の周りを回って子を生む」類型が見える。これはおそらくこのミャオの伝承だけの特殊な神話だろう。およそ中国江南には日本神話の要素7種類のうち、6種類までははっきり読み取れるが、「柱」型だけは見あたらなか ...

愛知県には牛を「漢神」(からかみ)として生け贄にする風習有り。中川区の金山彦神社のある金山町の隣・正木町に鉄てい出土した伊勢山遺跡あり。金山町には金山の森、鍛冶屋の森あり。「日本霊異記」上巻の3。尾張阿由知群カタワの里の農夫、我田引水のおり、金の杖に雷落 ...

長江流域に住むトン族の「薩神」神話には洪水、兄妹始祖、陰陽五行説などの原型がある。薩神(さっしん)は薩歳(さつさい)、薩瑪(さつば)などとも言われ、その神格は女神である。薩はトン族の言葉で「祖母」を、「歳」は12支最初、「瑪」は「大きい」をそれぞれ現す。 ...

このブログに使わせて頂いた参考文献と資料集、およびおすすめの著書を順次ここへ書き込みます。民族学・民俗学・文化人類学・比較民俗学「日本王権神話と中国南方神話」諏訪春雄 角川選書377 2 ...

ジャワの言い伝えジャワでは食物が少女の死体の各部から生じた神話がある。ヘソから陸稲、頭からココヤシ、性器からサトウヤシ、両手からはぶら下がっている果物、足からは地中にできる野菜が生まれたのだと言う。北ボルネオ・ドウスン族世界の始まりの時、原初の夫婦に子ど ...

釣り針をなくす話も東南アジアに多い神話である。チモール島の伝説 クライエル・ファン・アールストの報告昔ニフにネノが住んでいた。(ネノはチモールのマフェファリロ人の祖先)ある日兄のテファから釣り針と釣り糸を借りてウナギ釣りに出かける。なかなか釣れないので釣 ...

北タイ・ラワ族の伝承 大林太良「東南アジアの神話」世界最初の日、水が世界に満ち、兄妹二人が生き残っただけであった。”一羽の鳥の勧めに応じて”二人は結婚したが、妹は十年間妊娠したあと、ヒョウタンを一個産んだ。ある日、妹がヒョウタンに穴を開けようとして指を当 ...

東南アジアセレベス地方のトラジャ族の伝承 大林太良・ミシェル・パノフ他『無文字民族の神話』所収大林太良「東南アジアの神話」より昔、天地の間は近く、神が縄に結んで贈り物を降ろしてくれていた。ある日、神は石を降ろしてきた。われわれの最初の父母は「これをどうし ...

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