ウメガイ山刀。両刃の短刀で、主にサンカが用い、一子相伝される。いわばサンカの身印である。造りは古代の銅剣にも似るが、その類似性はまだ解明されていない。復活したウメガイ http://www.ehamono.com/washiki/saji/umegai.htmlサンカについての知識 http://www.eha ...
前鬼(ぜんき)地名
前鬼ぜんき奈良県下北山村の大字地名。大台ヶ原のすぐ真下にあたる前鬼地名は、役行者が使ったという前鬼・後鬼(ぜんき・ごき)からではないかと思うが、後鬼の地名はないようである。役行者や修験者、あるいはうばそく、山岳修行者などが木地師、炭焼き、探鉱師など金属関 ...
ズアイ
ズアイ杣、猟師用語。一本角の鹿のこと。一本角とは角が枝分かれしていない若鹿のこと。鹿の鳴き声は角笛のような音で、短く吐き出すように鳴くが、一声鳴くのをズアイ、ふた声を二のマタ、三声なら三のマタと呼び、鹿の成長によって違うという言い習わしが紀州の杣の間には ...
カシキ
カシキ杣用語では「まかない」、「炊事係」のことカシキの名称の由来は古代の推古天皇の和風諱から推測できる。妹(いも)、豊御食炊屋比売(とよみけかしきぎやひめ)命、小治田(をはりだ)宮に坐しまして、天の下治らしめすこと、三十七歳(みそじまりななとせ)なりき。 ...
キリクチ
キリクチ和歌山、吉野地方で言うイワナ。紀伊半島には実際にこの地名の谷があるが、すでにイワナはいない。紀伊半島は日本におけるイワナの最南限生息地とされている。キリクチ谷には木地師がいたという。「江州渡木地師」(ごうしゅうわたりきじし)今の和歌山県海南市の著 ...
よき
よき(斧)おののことをよきと呼ぶ理由は不明。和歌山熊野や奈良吉野の杣(木樵)は「杣よき」と呼ぶということが、実際に炭焼きであった宇江敏勝『炭焼日記』にある。「よき」は「よい」「うまし」=立派で美しいという古語からであろうかと推測する。横溝正史『犬神家の一 ...
あ;安曇3(人名2)
阿曇磯良(あづみのいそら)神功皇后に従属した、志賀島の海人。民間伝承では、豊玉毘売命の子。磯良神を磯武良(いそたけら)と表記する神社があるが、記紀神話の豊玉毘売命の子、鵜葺草葺不合命の名には、「日子波限建(ひこなぎさたけ)」という名が冠されることがあり、渚(なぎ ...
あ;安曇2(関連人名)
綿津見豊玉彦命(わたつみとよたまひこのみこと)海神宮の主。初代神武天皇の外祖父。黄泉の国から帰った伊弉諾尊神が、日向の橘の小門(おど)の阿波岐原(あはぎはら)で禊祓った時、三柱の筒之男神(住吉三神)とともに化生した綿津見三神は、もとはこの一神であったと思われる。 ...
た;現役たたら師の公演
闇の日本史@竹内さん提供実際にたたら製鉄に従事していた方の語りである。「菅谷たたら」で昔製鉄に従事していた方の「名調子の語り」をテキスト化したものです。『この菅谷たたらは1681年(天和元年)から1921年(大正10年)の5月5日まで140年間に渡って操 ...
風俗としての褌(ふんどし)
中国の海人がしめていた犢鼻褌と倭人の関係出典; http://homepage1.nifty.com/koshifumi/fdc-01e.html日本の伝統的衣裳である褌を始めとした研究調査などをされている、西畑六道氏の長年の褌にまつわる研究調査書をこのほど、「褌ものがたり」の資料として全編寄贈して頂き ...
神武東征の概略
豊国(のちの豊前・豊後)で字沙都比古・字沙都比売に会い、筑紫の岡田宮に一年、阿岐(のちの安芸)の多郁理宮で七年、吉備の高島宮で八年をすごし、速吸門で塙根津日子(シイネツヒコ・椎根津彦別名珍彦ウズヒコ。腰に蓑を付けた漁師の神らしい)に会い、浪速の渡(大阪) ...
し;七曜(しちよう)
竹内氏からご教授の七曜の概念と五芒星人類が出来た時に第一日を司ったのが最も遠い土星、その土星が第一日の第1時を支配すると考え、第2時は木星、第3時は火星、....となっていき第一日の第24時は火星が支配することになりますので、第二日の第1時は太陽の支配になり ...
あ;安曇(あずみ)1神社
<奉祀する神社>志賀海神社(福岡県東区志賀島)祭神 綿津見三神(底・中・表津少童(わたつみ)命)祖神 綿津見豊玉彦命、阿曇磯良(丸)社家 阿曇氏祭神の綿津見三神は、「ちはやぶる 金の岬を過ぎぬとも 吾は忘れじ 志賀の皇神 (万葉集1230)」の歌で有名なように、尊称して「 ...
「しが」地名の分布
長野県のO氏が調べてくれた全国「しが」地名全地名。志賀:・宮城県岩沼市志賀・秋田県鹿角市八幡平(字下モ和志賀)・埼玉県嵐山町(比企郡)志賀・長野県佐久市志賀・滋賀県大津市南志賀・奈良県吉野町(吉野郡)志賀・和歌山県かつらぎ町(伊都郡)志賀・和歌山県日高町(日高郡)志 ...
天孫とはどこから来たか・仮説
た;高師小僧たかしこぞう(愛知県豊橋市高師ヶ原の地名から)沼鉄。湖沼の芦がバクテリアの作用で根元に鉄製分を付着させるもの。筒状の褐鉄鉱を形成し容易に採集できた。三内丸山遺跡などの縄文時代には顔料として用い、主に土器の彩色につかうベンガラとして利用。漆とと ...
た;高師小僧
た;高師小僧たかしこぞう(愛知県豊橋市高師ヶ原の地名から)沼鉄。湖沼の芦がバクテリアの作用で根元に鉄製分を付着させるもの。筒状の褐鉄鉱を形成し容易に採集できた。三内丸山遺跡などの縄文時代には顔料として用い、主に土器の彩色につかうベンガラとして利用。漆とと ...
「鉱脈探査と指標植物と秦氏と物部氏などなど」
修験者の知識の中に食用植物は欠かせないもので、行者ニンニクなどは非常に一般的な食用山菜であるが、実はこういう植物の中には重金属成分を根茎に吸着させるものがあるのではないかと考えている。たとえば芦であるが、河原に多いこのイネ科の植物は鉄分や水銀成分を吸着さ ...
杉の木服部部(すぎのきはとりべ)
能の集団。伊賀、名張を出自とする。観阿弥・世阿弥。観世流。『申楽談義』などの記述で、彼らは秦氏出身をはばかることなく書き残す。もともと呉羽鳥、漢羽鳥からかと思える、養蚕、機織りの部民と関係したか?やがて伊賀服部家は幕府のお庭番となるが、その関係は不明。 ...
扇(おおぎ)
扇は緋扇(ひおうぎ)と言われる舞踊用の「舞い扇」が伝統職能として残っているが、実はこの技術は多くの部門に別れて作業される。つまり竹を使った「骨」。扇絵。「折りと貼り付け」。の部門に別れる。このうち骨の職人は今、日本にはひとりしか残っていない。主としてこの ...
漆部(ぬりべ)
漆職人。うるしは南方植物で、この技術はおそらく香木などとともにインド周辺から入ったのではないだるか。漆部の記述は匠とともに書かれていることが多い。漆間、潤島、宇留島どの人名、地名はかつてうるしを使う部民であることを示すかと思える。平安から特に室町に於いて ...
木地師(きじし)
木椀などを削る職業者。杣(木樵)たちの副業から派生し、のちには漆器となって高級化した。「け」「飯」家にあれば笥 に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 草の葉に盛る 有馬皇子とあるように、食器は古くは笥(け)であった。貴重な食料をこぼさぬように盛ることのできる ...
美濃(みの)和紙
美濃の地名は蓑からか。・・・蓑造り和紙はこうぞ・みつまたなどの植物の茎を叩いて水に梳いて造る。しかし、この植物が大陸から持ち込まれる以前には梶の木などが使われた。諏訪神社が梶の木を神木としているのもおそらくこうしたことからだろう。本来は蓑造りなどの職能か ...
鉱山師(やまし)
鉱山開発者。炭坑夫などの総称。炭坑夫など深いトンネル(坑道)を掘って入り込む人々は体躯が小さい方が都合がよく、そこから小子部という氏族名も出たのではなかろうかと思う。西洋でも事情は同じで、やはり炭坑夫からでた伝承は小さい妖精などの話が多い。小鬼とも。日本 ...
香具師(やし)
家具職人。匠とも。家具に付随する鋳造物である取っ手や金具にはあでやかな技術が競われた。また切り子細工や、箱根細工などの複雑な工芸品も彼らの開発工夫による。欄間などの細部にわたる彫刻もしかり。飛騨の匠。日光東照宮に限らず、すべての古い神社仏閣の装飾に関わり ...
杣(そま)番匠(ばんじょう)
いわゆる木工全体を指す。大工、香具師、木地師、木樵、切り出しなど、木に携わる人々の総称。本来は木材の切り出しを指す。著名な杣としては飛騨の匠を使った石山寺建立のさいの甲賀杣がある。彼らの管理は佐伯氏が受け持っていた。杣の仕事は極めて重労働で、職人の出奔が ...
平安から中世に充実してゆく日本の職能
日本のいわゆる職人さん、芸能、芸術、船舶などのいわゆる技術は、当初渡来人が連れてきた技術者たちによってこの国に伝播したことは、物部氏、秦氏の伝承の中に多くの部の民を連れてきたという記事であきらかです。日本各地にこれに付随すると思われる伝承もあまたあります ...
き;キースラーガー
き;キースラーガー(銅鉱床など)http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/1995collection2/tenji_ganseki_01.html ...
に;丹生氏
に;丹生氏丹生という地名は丹を産するというという意味だけでなく,弥生時代から古墳時代にかけて“丹生氏”と呼ばれる辰砂を採掘し朱を作る技術を持った一族が辰砂を求めて移り住んだ場所でもあります.(中略) 丹生氏と呼ばれる一族は,(中略)“辰砂を見つけて採掘す ...
お;大生部多
お;大生部多(おおうべのおお)東國の不盡河の邊の人(1)大生部多、蟲祭ることを村里の人に勸めて曰はく、「此は(3)常世の神なり。此の神を祭る者は、(4)富と壽とを致す」といふ。(1)巫覡等、遂に詐きて、神語に託せて曰はく、「常世の神を祭らば、(4)貧しき ...
お;お水取り
お;お水取り、福井県、東大寺、修二会(しゅにえ) 奈良市東大寺二月堂の春の行事「お水取り」は、2月の初めに新しい年の除災招福・豊穣安穏を祈る「修二会」のこと。古い寺院に伝わる特定の仏教儀式「悔過会」の一つで、 752年実忠和尚によって始められ、1200年余りにわ ...
さ;櫻井欽一
さ;櫻井欽一(鉱物学者)、櫻井コレクション櫻井欽一博士は,昭和7年19歳の若さで,日本鉱物誌第三版編輯委員会委員長の福地信世に認められて委員に推薦されている.その書は日本産鉱物の種類を系統分類順に配列し,それぞれについて産地・産状・共存鉱物・形態・研究データ ...
し;白雪姫と七人のこびと
し;七人のこびと、炭坑夫ウェールズ人のいちばんの見分け方(ふくらはぎ以外に)=背が低い!これはケルト系に共通なのかもしれないけど、すごく背が高い人って、少ないですよね。女の人なら、背だけじゃなくって、手も小さい。あんなになんでもサイズの大きい国で(Sでも ...
し;なな、七、七晶系、結晶
し;しち 七晶系結晶の原子配置パターンはいくつかに決まっており、これを晶系という。結晶構造は何らかの晶系に属している。結晶構造により、特定の方向に原子間の結合力に強弱が出るため、巨視的な結晶の外形(結晶形)や割れ方(へき開)にも結晶構造が大きな影響を与え ...
く;くぐつ(莎草・傀儡)
く;くく漏れる、潜る、すり抜けるく;くぐつ(傀儡・莎草)全訳読解古語辞典海辺に生える莎草(くぐ)。浜すげ。海草などを入れる手提げ袋。しおかれの 三津の海女のくぐつ持ち 玉藻刈るらむ いざて行きてみむ(万・3・293)謡いに合わせ手繰る人形。く;くぐ・る( ...
あ;安倍晴明
あ;安倍晴明(あべのせいめい)・陰陽師(おんみょうじ)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%B4%E6%98%8E ...
れ;錬金術
れ;錬金術、ハリー・ポッター、仙術、修験道 中国神仙道の錬丹術は錬金術でもありました。神仙を志す道士は仙薬に必要な金を作り出す技術を誇っていましたし、それが不老不死ばかりではなく、富としての黄金を求めるスポンサーを釣るための宣伝にもなっていたのです。 ...
ゆ;百合、百合若大臣
ゆ;百合(ゆり)百合若大臣(ゆりわかだいじん・百合稚大臣・鬼退治)壱岐の島の百合地区にはたくさんの古墳群がある。この島に伝わる「百合若大臣」伝説は、桃太郎や吉備の温羅伝説、あるいは京都大江山の源頼光の酒呑童子退治の源流とも言える。百合若という人が、島の鬼 ...

