民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

カテゴリ:民族学・民俗学・地理・地質 > ケルト

日本人には少々気が早いのでしょうが、欧米ではオールウェイズなことで、日本のひな人形やこいのぼり同様、出すなら「早い方がいい」とされますから、クリスマスカード&ニューイヤーカードを作りましたので、今年の自薦クリスマスソングとともにあなたに。こういうことはい ...

ユール・ミトラ・サトゥリアヌスの関連性北欧の冬至祭の始まりはミトラ教(ゾロアスター)の太陽神ミトラ信仰を起源とする。冬の長い北欧では太陽は憧憬すべき最大の対象物となり、太陽=光=炎=生命力の根源=大地母であった。太陽神には山羊などの生贄をささげ、災害神 ...

ヘッダー画像は七人の小人小人にはつるはしとカンテラと決まっている。つまりやつらは鉱山師。●ケルト民族分布図●鹿トーテムのケルトと世界の共通性●馬トーテムのケルトと世界の共通性●ケルトの妖精一覧とKawakatu的解釈 <アイルランド特有(?)の妖精>バンシー ...

強風が吹く海岸の草原に屹立するメン・アン・トール遺跡メンアントールとはMen An Tol と表記するが、その意味は「背の高くない男たち」Men An Toll ではないかと思える。つまり「小人」である。●なぜ小型人類が生まれたのか?定説に沿ってつじつまをあわせて行く人類 ...

 「私はケルト人の信仰をいかにももっともだと思う、それによると、われわれが亡くした人々の魂は、何か下等物、獣とか植物とか無生物とかのなかに囚われていて、われわれがその木のそばを通りかかったり、そうした魂がとじこめられている物を手に入れたりする日、けっ ...

ケルト系民族だったガリア人は、水を聖なるものとして祭殿を建てている。フランス、オワーズ県のグルネイにあるその遺跡を復元したものがこれ。これを見て筆者がすぐに思い出したのは、日本の三重県松阪市にある宝塚古墳出土の建造物埴輪。あるいは同じ導水施設遺構では ...

フン族は一言で理解しようとするならば「中央アジア騎馬遊牧民連合体」である。345年以前の紀元前から、中央アジアのカスピ海沿岸の某所で、徐々に、東西から集散してできあがっていった国土を持たない、騎馬による移動生活をしてきた多くの民族が、3世紀の世界寒冷化に ...

 なにもことさらに似ていると言いたい訳ではないが、似ているんだから仕方がない。   イングランド北東部ヨークシャー州のブリトン人の塚は、大きく三種類ほどの地域に分けられる。それぞれが様式は違うが、中のひとつに上のような塚がある。 方形の溝で囲まれた中 ...

  服飾史で言うキルトを扱う。ここで言うキルト(Kilt)とは、裁縫用語のキルティングのキルト(Quilt)ではない。これのことである。  タータンチェックの男性用スカートがキルトである。 「もともとはタータンの大きな布を独特の方法で腰に巻き、紐やベルト、ピンで留 ...

 なお本日は三つの記事を書くつもりです。これが二つ目。    ケルト人の拡散図ヤン・ブレキリアン『ケルト神話の世界』1998より  これまでにいくつかのケルト論考が書かれた本を読んだ。 例えば上図の掲載されていたブレキリアン『ケルト神話の世界』1998S・ピゴ ...

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