民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

カテゴリ:民族学・民俗学・地理・地質 > スキタイ

スキタイ研究に欠かせないのが北方三大勢力だった東胡、月氏、匈奴の区別。匈奴の首長は「単于(ぜんう)」である。筆者はこの単于を字のままに解釈して「ひとりでも行く」、つまり英雄を指す言葉だと思っている。しかし、この当時、匈奴の単于「頭曼(トゥマン)」という人 ...

スキタイは、これまで書いてきたように中央アジアを発してユーラシア大陸の東西に遊牧を広げていったが、その文化は一貫して積み石塚円墳の埋葬に代表される共通文化である。西に拡大したスキタイは、ギリシャやバルカン半島、西アジア諸国、そしてローマなどの中近東から西 ...

このスキタイシリーズは、騎馬遊牧民族の歴史とフン族、そしてその世界的移動と時期、それによって融合して伝播した東西文化、そして最後にそこから日本との共通点があるかどうかまで連続させるつもりである。おつきあいのほどを。なお、記事公開は必ずしも連続するわけでは ...

くれぐれも申し上げるが故・江上波男氏の著名な著作のタイトルとなった「騎馬民族」と、この記事の「騎馬遊牧民」には使用上の注意が必要である。スキタイ・・・ユーラシア大陸北アジアのステップ地帯に広く住み、馬を用いて遊牧する騎馬遊牧民。紀元前8~前7世紀に歴史に ...

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