民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

カテゴリ:民族学・民俗学・地理・地質 > 犬祖伝説

海南島には黎(り)族と苗族の二種族が多くおり、苗族はもともと明代にここに警護のために置かれたヤオ族軍隊の子孫である。二種族共に犬祖伝説を持ち、黎族のものは「皇帝の娘の足のおできを黒犬がなめて命をすくい、その息子がやがて犬を父と知らず年老いて殺し、葬る。そ ...

http://esperanto.china.org.cn/ri-shaoshu/yao.htmhttp://www.asia-photo.net/yunnan/minzu/yaozu/yao.htmlhttp://www.mekong.ne.jp/directory/culture/legend03.htm 大林太良氏『神話学入門』「中国の皇帝パンは、長年にわたってカオ王と争っていたが、ついに従えることが ...

まず前掲記事に現れた会稽はどこにあるのかを分析しよう。会稽は現在の淅江省~江蘇省にかけた地域にあった。会稽の地名は春秋時代の呉越の戦いで著名な会稽山からつけられた地域名である。会稽山そのものは現在、紹興酒で名高い淅江省紹興県の郊外にある。『華南文化史研究 ...

ヤオ族の一派にマン・ラテンがある。彼らの女性は尾のついた長いコートを着ていたという。ヤオ族は五色の刺繍をほどこした民族衣装を着る。その模様は犬模様が多い。ベトナム北部にいるマン・ティアン族の伝説・・・「皇帝の娘が犬と交わり生んだ男女の双子は、はじめ人間の ...

「昔、帝(中略、文字がないし読めない帝名がここに入っている)、高辛氏の世に中国は犬戎に苦しめられた。そこで帝は、臣民に呼びかけ、犬戎の将、呉将軍の首をとってきた者には莫大な黄金と萬家の国邑を与え、美人の王女を妻として授けようと約束した。ところが、帝には五 ...

「昔神がナガ人に文字を身体の一部に書き付けるように教えたが、一匹の犬がやって来て、文字の書かれた皮膚を食ってしまった。それ以来文字は失われた。」ナガ族は現在、インドの一州を与えられそこはナガランドと言う。しかし、民族的には吐蕃の一族であり、犬戎とは同族と ...

考古学上のこれまでの犬関連としては、縄文人が犬を大切にしていたらしく、犬を食べた痕跡が日本からは出ていないという特記事項がある。半島では一部で未だに犬食が行われていたという報告がある。ソウルオリンピック開催までは首都ソウルの繁華街でさえ犬を売っていたとい ...

氏+一(てい)・・・『三国志』魏志・東夷伝引用『魏略』西戎逸文を初見とするチベット民族。槃瓠の末裔を自称した。『漢書』地理志では弖で最大は白馬なりとある。白馬とはていの一派。白馬邸の中にはロロがあり、黒ロロ人、白ロロ人がある。黒ロロ人は馬と犬を食べない。 ...

隼人の祖神・ホスセリと天皇家祖神・ホホデミ兄弟の話。 兄ホスセリの釣り針をなくしたホホデミをホスセリは厳しく責める。ホホデミは海神からもらった宝玉で海水の干満を引き起こし兄を服従させる。いわゆる海幸・山幸の神話である。この時ホスセリが行う服従の儀式が重要 ...

『山海経』(センガイキョウ)・・・チベット方面の思える土地に犬封国(ケンポウコク)があって、その国の人はまるで犬のような姿をしている。田中勝也『東アジア古伝承・・・』・・・ 中国江南域にあって、俗に槃瓠と呼ばれ今に至っているのがヤオ族であるが、彼らもまた ...

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