民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

カテゴリ:民族学・民俗学・地理・地質 > 犬祖伝説

田中勝也同書より 出典;”On the Dog-Ancestor myth in Asia”  著者; 劉威  ひとりの女性と一匹の犬の間にたくさんの子供が生まれ、子供たちは兄弟姉妹の間で結婚し、その結果アルメニア人がひろがった2006ねん3月(ブログ開始時期)その他の記事一覧2006年03月 : ...

狼 狼のトーテムは最も古い話に現われていて,キルギス人自身の中に含まれる突厥人,すなわち「テュルク」民族と結びつけられて語られていた。この話は『周書』の中に記されている。しかし,我われキルギス人にだけ語られてきた様子を紹介しよう。それはつぎのようなトーテ ...

With2ブログランキングへ私がこのブログをはじめたのは最初犬祖伝説記事からだった。それが日本人の来歴と深くかかわりがあると思ったためだ。もう7年前の話である。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●犬婿入・異類婚姻譚「犬祖伝説」は神話にはない ...

◆『捜神記』 犬祖神話「高辛氏の年老いた夫人が耳の病気で苦しんでいたが、医者が治療して繭ほどの大きさの虫を取り出した。医者はその虫を瓠の種を入れるざるの中に入れて盤をかぶせておいたところ、たちまち五色の毛の犬に変わってしまった。これを盤瓠と名づけた。当時 ...

この記事はかつての日本人による差別を助長しかねない誤解を持たせる可能性があるため削除しました。筆写はもちろんそうした過去がアイヌの皆様にあおきていたことは知りませんでこの記事を書きましたが、国会議員によるそうした事故が起きたきっかけで読み返し、誤解を招く ...

列島の倭人・・・縄文後期から弥生前期中期にかけて稲作や製鉄技術を持ち帰った倭人=小さな海人族は、やはりどう考えても南方経由であるとしか考えられないと結論したい。まず家、倉の高床式。そして銅鐸や古墳装飾に見られる船、船のような反り返った屋根を持つ住居、舟形 ...

諸国怪談集『御伽物語』(1680年刊行・俳人荻田安静収集 この古書は『里見八犬伝』の著者である滝沢馬琴の蔵書から発見されたものである)「よく知られた話だが、ある家に飼われていた白犬が、その家の娘が小便するたびに掃除せよ、この娘はお前の嫁ぞと言い聞かされて ...

ここでくれぐれも申し上げておくが、筆者はこれらの南方系説話によって一定の「日本人起源」はこれしかないと言うつもりは全くない。読者の方々にただ淡々と伝承を書写して提示してゆくだけである。勿論、それだけではナンの話だかさっぱり見えてこないという不満も出るかも ...

沖縄県宮古島伊良部島の伝説 「ある家で犬を飼っていた。戦争が起こり、その家の主人は犬を連れて戦争に行った。犬は敵をたくさんやっつけて勝ち戦となった。家に帰ってから、主人は犬に食べ物をたくさん与えたが、犬は何も食べなかった。その代わり、その家の娘を嫁に欲し ...

『博物誌』(『後漢書』東夷伝序文引用掲載部分) 「昔、徐君の宮人が卵を生み、これを水辺に捨てると、ある孤独な母親の飼い犬で、鵠蒼(こくそう)という名の犬が、この卵を口にくわえて持ち帰ってきた。母がこれを覆い暖めると、小児が生まれ、これは骨のない子であった ...

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