民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

カテゴリ:異界研究 > 日本人のタブー

この正反対の概念は実は同じ観念から生まれた。沖永良部島(に限らないが)では喪屋の風習が残っていた。死者を隔離し、親族一同喪屋に籠もって死者を悼み、他者から死の穢れを隔絶する。奈良時代の日本の天皇の死には専門職があって、これを「陵戸(りょうこ)」と呼んだ。 ...

西欧世界では人類最初の禁忌はアダムとイヴが禁断の木の実を食べた(してはいけないことをする禁忌)ことだが、日本でもっとも古いタブー記事は記紀。イザナミの死を悲しむイザナギが黄泉の国へ行って、見るなと言うのにのぞき見てしまい、死者におっかけられるというもの。 ...

柳田國男『海上の道』所収「稲の産屋」より「曾ては日本の西南一帯の地にも、産屋をシラと謂った時代があつたのではないかと私は考えて居る。ほゞ紛れのない一つの例証は、いはゆる産屋の穢れをシラフジョウという地方語は、こちらでも決して珍しくない。是は喪の忌を黒不浄 ...

別にコンサートのことではない。http://haruichiban.sakura.ne.jp/top-page-all.htmlこっちの春一番である。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E4%B8%80%E7%95%AA春先、最初に吹く季節風は強風である。これを風水で南南東にいるとされる蛇にたとえる。鍛冶屋はかまどの ...

オシラサマとは道祖神、あるいはサエノカミの別名である。特に福井県、岐阜県の県境にある白山神宮の修験者が伝え、民間に広まった。神となり、名前は特に「白山菊理姫」とも云う。白山神宮祭神。これは修験者が神名統一と高尚にするために名付けたものだろう。よりましは桑 ...

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