「ぽっくり」の語源は木履=ぼくり=木製の草履状の下駄が転じた言葉。ぽくぽくという音の影響もあっただろう。あとから間違ってこっぽり、こっぽりこ、ぽっくりこ、おこぼなどイメージから生まれた異名が混ざった。無学から出た勘違い名。“おこぼ” ってご存知? わたし ...
カテゴリ:民族学・民俗学・地理・地質 > 職能民・芸能民分析
12 教化と感化 古代の宣教師・回遊民の存在と意味
12 教化と感化 古代の宣教師・回遊民の存在と意味キリスト教の宣教師はほぼ無償に近い努力で世界中に教義を伝えていきましたが、今のようにマスメディアのない古代、為政者はどうやって無学な民衆に自分たちの「教義」を伝えたのでしょうか。江戸時代には大名をつなぐか ...
土蜘蛛・国樔・井光など
土蜘蛛・国樔・井光など 以前ブログでも書きましたが、吉野の井光(いひか)ですが、あれは朱沙採集民だったと思います。井戸の中から出て来たところをやられちゃいますが、おしりに尻尾があったと言います。 ブログでは尻尾とは、犬祖伝説の民族衣装ではないかと書いてお ...
滋賀県永源寺木地師と御所地名について
滋賀県永源寺木地師と御所地名について 投稿日:2007年12月21日(金)13時40分15秒おもに谷川健一氏『日本の地名』からの着想です。 本当は実際に行ってフィールドワークすべきなのですが、財政難のためと年末のあわただしさで仕方なくここに書くことにしました。 親王 ...
鉱物・製鉄関連用語の基礎知識の過去記事
鉱物・製鉄関連用語解説の過去記事の一部と一覧ページへのリンクも;木炭2006年07月26日 12:41も「木炭(charcoal)」『木材を乾留して得られる炭素質物質。木炭はコナラ、クヌギ、カシ、カエデなどを原料にして、種々の方法で蒸し焼き(乾留)してつくられるが、原料の10~2 ...
常民・賤民・山人・まれびと・漂泊民・ほがいびと・被差別民 ヘイトではない差別
先に申し上げておかねばならないのは、被差別民とアパルトヘイトヘイト などの人種差別は意味が違う。差別と言う英語にはヘイトとディスクリミネーションがあるが、ヘイトとは憎むという元来の意味があり、ディスクリミネーションは差別・区別である。日本語ではヘイトを差別 ...
いざりと反閇
いざりとはいわゆる「びっこ」である。片足が動かない。なお、びっこという言葉は現在は差別用語なので使えない。反閇(へんばい・はんべ)とは相撲の「四股」である。これらはいわゆる差別用語なのだが、説明しておかねば古代史が語れないから、覚悟をしつつ解説している。( ...
シーボルトとアジサイ オタクサはお滝さんではなかった 再掲載
にほんブログ村 NHKが近々、シーボルトを扱うが、彼の故郷オランダには、彼がだまって持ち帰ったらしき数々の日本の国宝級の考古遺物などが山ほど存在し、展示されている。シーボルトは日本地図を盗んだことでも逮捕されてもいる。結果的に国外追放されたが、なぜか妻であ ...
ヒジュラーを知ってますか?原始、LGBTQは太陽だった?
さて、ここまでの2つのジェンダー記事からKawakatuが導き出したのがこの歴史的必然である。LやGが古代は山ほどいたであろう。なぜなら、縄文時代も弥生時代も、ムラ社会は狭く、一族単位である。その小集団での婚姻は当然、最初は狭い範囲になってしまう。つまり近親相姦に ...
秦河勝は坂越へ本当に行ったのか?
秦河勝坂越伝承についての疑義シリーズ。秦河勝(はたのかわかつ)が兵庫県の坂越へ逃げたという伝承が坂越の大辟(おおさけ)神社には存在する。その時代は、蘇我入鹿が実質的王権ともいえるようになるときから一巳の変の間だと言われる。いわゆる「入鹿の乱」を逃れて=避けて ...