知識に行き詰りを感じる日々です。
図書館へ決死の思いで行き、地質学を中心に本を借りてきましたが、読み進まず「積読」状態。
スランプというほどではありませんが、しばらく気分転換がしたいわけです。
ひらめきが生まれるまでしばし休眠。
まあ、ひらめきは明日にも来るかもしれませんが。


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政局のこと、コロナワクチンのこと、地質、地学、岩石学のこと、展望の見えない世の中。15年も書いてくるとどうしたって引き出しを更新する必要が生じるものです。

コロナのことだと、最初から書いてきたことですが、PCR検査よりもワクチンです。いまだに大分市からはなんの連絡もなく、ニュースで、やっとクーポン券の発送の予定が発表。65歳以上はあとまわしで、高齢者でさえ発送は26日。ぼくたちは来月だそうです。ぼくは高血圧などの症状持ちですが、通院の薬品投与なので入院患者や施設入所者が優先されますし、いつのことやら。

そもそも重傷者の病床が大阪ではもう満杯だそうだし、地方もじきそうなるでしょう。重症や中症患者の薬品による回復はニュースにしてくれないから、進展状況と病室空き情報なんか一切わからない日々。

こんなことをしている間に、コロナのほうはもっと強くなって新たな変異種が出てくる可能性もあり、政府の政策は今回かなりきつい内容が報道されましたが、もうロックダウン、五輪返上、飲食店閉鎖、劇場・球場などの無観客まで行ったかと。

市街地へ行くのもはばかられるし、コミュニケーションも経済もガタガタ。

そんな中で菅総理はCO2削減計画を発表していますが、このままいけば、皮肉なことにコロナのおかげでそれらは可能になりそうな案配です。経済が止まれば当然環境は改善します。それはおととしの緊急事態宣言後にコロナの山場が激変して感染数が減り、気候や環境もそのために、特に中国が産業ストップしたための環境良化ということになったのを思い出せば当たり前でしょう。

政治家はそこまで読んでCO2削減計画を発表したのでしょう。したたかです。

環境と言えば先日ニュースで水素バスが紹介されました。画期的な手法の水素自動車をすでにトヨタを中心に開発されています。しかし値段がすごい。トヨタMiraiが一台710万円です。

安価になるまで時間はかかるだろうし、水素エネルギー車がもし義務化されると、経済効果ははねあがる・・・しかしまずはハードとしての水素供給装置をスタンドに置かねばならず、GSの負担は莫大でしょう。しかし長い目で見ると現状の電気自動車よりも水素蓄電池式のほうが将来性があるでしょうね。


非常に静かなので、近づいてきてみ歩行者は気づかないのはちょっと危ない気もします。市街地は静かになるし、空気もきれいになることでしょう。環境は確かに激変する。

排気ガスのほとんどは車と工場から出ますが、実は今、愛知で起こっている山火事はすごいCo2を出しています。もちろんシベリアツンドラの氷解、アルプスや極地の氷解はどんどん進んでいて、結果的に削減できるかどうかは不明だと思えますが。

変えないよりは当然ましです。バイデンも菅総理もだから同時に会見したし、中国もこれに同意して市石炭を減らす方向へ。とにかくC02を一切出さない水素蓄電式は理想的でした。

水素と酸素によって水が生じるときに出るエネルギーを使い始めたのはもう10年前からじゃないか?ぼくの出会った熊本の発明家によって始まったと認識しています。しかしこのときは生じた水のほうが話題になり、よく店舗でも水を高価に売り始めました。それをエネルギーとして利する発想は最近やっと実用化しだしたと思います。まさに発想の大転換でした。

これが実用化されたことも、今回の両国首脳の削減発言を生んだと思えますね。トヨタは将来が見えてきたと実感しているはずです。

30年かけて世界の自家用車から実用車両まですべてをこれに変えることは急務でしょう。


ワクチン接種が世界一進むイスラエルではお祭り騒ぎになっているようです。日常世界がもうイスラエルでは戻ったと・・・しかしウイルスが不完全でも生き物である限り、必ずそれを上回る成長と進化をするはずです。ハエが殺虫剤でも死ななくなってきたように、自然は必ず人知を上回る。非常に不気味です。

サーズからコビッドへの進化は非常な短期間に起こりました。インフルエンザが長期間かけても変異しかせず、強力化できないのに比すと、異常な進化で、しかもコロナによってインフルエンザは侵略地である人体を奪われいずれ消滅するのかも知れない。

インフルエンザが鶏を媒体とするに対してコロナは家畜、特に牛やコウモリなどを媒体にして人体に進出しました。そもそもウイルスの人体侵攻は、すでに牛疱瘡=天然痘から始まっていましたので、ジェンナーの時代18世紀から200年でコロナは生まれたわけです。そして人類が完全にワクチンで抑え込むことのできたウイルスも天然痘ウイルスだけなのです。友人と言うとおかしいが、ウイルスは長い付き合いをも求められる相手です。それほど彼らは人体を気に入っている。

これは思うに、もう200年前から、地球はどうも人類を減らしたいと考え始めていたとぼくには思えてしまう。

産業革命はそこにちょうどリンクします。


人類史には革命がいくつかあります。
火の発見の調理革命、道具発見の狩猟革命、農業革命、芸術革命、宗教革命、そして最後が産業革命でした。この中で地球環境に直接影響したのは火、農業、産業革命でしょう。農業とは牧畜や穀物栽培による森林開発であり、火はエネルギー発見でCo2を人類が造るようになったことですが、それらが基礎になって産業革命は成就し、人類は大発展します。そこには必然的にすべて地球環境をCo2だらけにしたという罪がある。そのために植物だけでは二酸化炭素を酸素に還元するキャパシティが足りなくなった。牧畜も牛を飼ったために牛の出すCo2(げっぷ) は増大したのです。

動物と植物のバランスがとれていたら環境は循環し変化は起きませんでした。火を使っても、土地開発してもこれまではあまり変わらなかった。しかし重工業と自動車は一気に環境を破壊したわけです。ワットが蒸気機関を発明して石炭を燃料とした時から、地球はしかめっつらをしだしたと思えます。

コロナウイルスが生まれたのは、そういう地球環境と言う神の天罰のひとつではないか。というとあまりに宗教家的ですが、ぼくも東アジア人として、いや放浪と内面思索が長かったアジアの面積の広大さの運命を背負っており、そういう考えがどうしてもあります。

アフリカで生まれたときから、アフリカを出てから、我々は東を目指し、西洋人は西を目指した。ユーラシアで西は狭く、東は遠大な面積だったために、我々の放浪の時間は西欧人よりはるかに長かった。極東の日本人も、アメリカの原住民も、南米人を頂点に旅が長すぎ、寒い大地を耐えて歩くうちに、考え方が科学ではなく、いつまでも神秘主義や宗教的思索へ入り込んだ結果、科学的分析、洞察力、哲学、心理学よりも、自信のインナートリップが浸み込んでいます。

産業革命は科学の申し子ですから、アジアでの開始は当然遅れ、今でも我々には主観性が心を支配しているとも言えます。言霊とか儒教とか、右寄りな国学の思想はそうした結果ですが、いまだにそれに支配されているのがアジア人だと思えます。日本も西欧に学んだ明治期があってこそ、敗戦もしたが、反省後には復興期を経て科学と工業によって生き返ったわけで、やっと先進国V6の七番目の仲間になれた。中国は日本とは違うノット西欧思想によって西欧型工業国家になってきました。彼らも英国支配からの脱却と言う、いわば敗者からの復活でした。しかし根本に共産主義があって革命が成功する。日本には革命はありません。絶望からの復興しかなかった。そこにはイデオロギーはない。ただ豊かになりたい、世界に経済で切り込みたい・・・政治性はない復活でした。むしろイデオロギーを持たなかったからこそ西欧型のノット宗教性の国家になった。宗教・・・つまり神話により戦前の思想統制が敗北によって絶望したからこそ、無信仰、ノーアイデンティティな現代日本人になったのでしょう。

しかし真似た自然科学、哲学、経済力などだけでなく、往古からの主観的思考性までは払しょくできていないのではないでしょうか?日本人がウイルスに対して一貫して国民率先で一方向へ団結できる能力は、戦前の全体主義的であり、一丸になると他者を許容しない排他性は、徹底しすぎる国民性が消えていない証拠です。危険な反面を持つのが日本人です。だから〇〇警察や自警団も生まれたりするのです。プレーリードッグのように、弱い草食動物がそうであるように、それは本能による統制力を日本人が持ちたがる人間であると言っています。本能が残存する人間。

集団行動はそもそも縄文人では苦手だったはずです。なぜなら日本列島は地形が複雑であるからです。狭い集団を作るのは得意でも、広い集団にはなじまない。だから一旦現代のように世界が狭くなっても、地域性が強く残ります。方言、習慣、風俗は戦後も続き、大集団が苦手なままです。そのくせ、リーダーが決めることには一致して地方も中央もすぐに言うことが聞けます。それ以上に、まるで以心伝心のように同じ指向性を自主的に持つ。むしろ政治よりも、個人のそれが先んずることすらあります。

第二次大戦は民衆が望みました。全国民が万歳しながらちょうちん行列をして欣喜雀躍して始まり、すぐに敗戦濃厚になったのです。すると言霊思想が戻り、一切軍隊や国家の批判を口にしなくなる。負けが決まれば全員が復興と経済にまい進する。大地震がくれば団結して助け合う。しかし外国の災害には多くが対岸の火事を決め込んでしまう。人の不幸を好み、成功をうとましむ。

奇妙な国民性です。

非常事態にはすぐになじむが、おそらくそれはオキシトシンやエンドルフィンが大量に出る民族らしいのです。それはアジア大陸を長期間、悪環境に耐えながら歩いた先祖の遺伝子なのでしょう。

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