中国「三峡ダム」危機–最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する
「三峡ダムは、中国政府が「百年の大計」として鳴り物入りで建設した世界最大のダムである。16年の歳月を費やして、四川省重慶市から湖北省宜昌市にいたる長江の中流域の中でも、とくに水流が激しい「三峡」と呼ばれる場所に建設された。竣工は2009年だ。

   (中略) 

そして2009年、三峡ダムが完成すると、今度は気候不順が起きた。貯水池にためた膨大な量の水が蒸発して大気中にとどまり、濃霧、長雨、豪雨などが発生するようになったのだ。 

気候不順は年々激しくなり、2013年までに、南雪災害、西南干ばつなどの災害が相次いだ。2016年にも豪雨による洪水が発生。エルニーニョ現象が原因だとされたが、死者、行方不明者は128人にのぼり、中下流域で130万人が避難を余儀なくされた。 

大地震が次々に起きた。2008年の四川大地震以外にも、汶川大地震、青海省大地震など、毎年のように大小の地震が発生した。2014年には、三峡ダムから約30キロ上流にある湖北省でマグニチュード4.7の地震が連続して2度起きている。 

総じてみれば、人工物である三峡ダムが天気や地震にまで影響を及ぼすとは、まるで信じられないような話ではある。

 

万一、ダムが決壊するようなことがあれば、長江流域の広大な土地が洪水に見舞われ、穀倉地帯は壊滅して、数千万人の犠牲者が出るだろう。長江の河口部にある上海では都市機能が完全に麻痺し、市民の飲み水すら枯渇してしまう。そんな事態は想像するだけでも恐ろしい。

 

三峡ダムにとって、さらに深刻な事態がもちあがっている。長江上流から流れて来る砂礫で、ダムがほぼ機能不全に陥り、危機的状況にあることだ。

 

中国政府も技術者も根本的な解決策を見いだせず、すでに匙を投げてしまっているからだ。だれも責任を取ろうとする者がいないまま、今も三峡ダムは放置されている。

 

三峡ダムが建設された当初、中国政府は「千年はもつ」と豪語したが、数々の難題が発覚して、わずか数年で「百年もつ」とトーンダウンした。今日、巷では「10年もつのか」と危ぶむ声がある。

 

「10年」と区切るのは、かつて三峡ダムの建設に反対した著名な水利学者、清華大学の故・黄万里教授の言葉に由来している。戦前、アメリカのイリノイ大学で博士号を取得した黄教授は、建国間もない中国で黄河ダム建設の計画が進められたときに強く反対し、毛沢東から「右派」の烙印を押されて22年間の強制労働に追われた。1980年代に名誉回復した後、長江の三峡ダム建設が国家の議題にのぼると、中国政府に6度も上申書を提出して反対したが、鄧小平と李鵬首相(当時)に無視された。

 

黄教授が反対した理由は、21世紀の今日、私たちが直面している危機的状況を言い当てたからにほかならない。そして「もしダムを強硬に建設したら、10年もたないだろう」と警告した。

 

2001年8月、黄教授は病床で家族に向かって三峡ダムを見守りつづけるようにと告げ、「どうにも立ち行かなくなったら、破壊するより方法はない」と遺言を残した。享年90。中国の「水利事業の良心」と称えられる伝説的な人物である。もし「10年もたない」とすれば、期限は2019年だ。あと2年で三峡ダムは決壊するかもしれないのだ。タイムリミットは刻一刻と近づきつつある。唯一の解決策は、黄教授の遺言通り、人間の手で破壊することだけなのだろうか。」 

引用元: 



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Yahoo!ニュースは武漢や重慶の水没も危ぶまれていると報じている。
https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E9%95%B7%E6%B1%9F%E6%B4%AA%E6%B0%B4%E3%80%80%E9%87%8D%E6%85%B6%E3%80%80%E6%AD%A6%E6%BC%A2%E5%8D%B1%E6%A9%9F&fr=top_ga1_sa&ei=UTF-8&ts=20109&aq=-1&oq=&at=&ai=UtcP1YDwSCmHbIn6ot.s1A


https://news.yahoo.co.jp/articles/bb545cfaed38829ef676611646d6f71dff7cd354


三峡ダムの下流には武漢市や上海市があるのだ。
武漢には毒物研究所つまりウイルス研究所など複数の細菌生物兵器の研究施設がある。もしそれが増資で浸かってしまうと・・・?

研究サンプルが川へ流出して東シナ海をぷかぷかと海流に乗り、有明海や日本海、南シナ海、太平洋へと大流出!!??そうなったら日本は先の原発汚染どころの騒ぎじゃなくなる。それこそウイルスのジュラシックアイランドと化すのだ?

日本のマスコミはパニックを恐れてか、政府の指示か、この事実を流さない。





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