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人類拡散ルート







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ネアンデルタール
人とデ二ソワ人の遺伝子的隔り


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アジア人と直結するデ二ソワ人ゲノム遺伝子







デ二ソワ人はロシア北中部のデ二ソワ洞窟で発見された旧人。この洞窟にはネアンデルタール人の骨も同居しており、遺伝子的にも両者は混血があったと考えられる。さらにここにはサピエンス・サピエンス=新人の骨もあった。時代をずらしながらこの洞窟には三者が同居したと見てよく、現代人に彼らの遺伝子は残存している。

特に東ユーラシア人つまりアジア人、オセアニア・ボルネオ、スンダランド=インドシナ人、あるいは中国柳江人~台湾原住民やフィリピンネグリート人の先住民~沖縄港川人にも血脈がある可能性がある。ということはデ二ソワの血は、南九州まで到達していてもおかしくないことになるのだ。


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「ネグリト (Negrito) とは東南アジアに住む身長が小柄な少数民族を指し、これらの地域にマレー系民族が広がる前の先住民族であると考えられている。アンダマン諸島の大アンダマン人(Aka-Bea、Akar-Bale、A-Pucikwar、Aka-Kol、Oko-Juwoi、Aka-Kede、Aka-Jeru、Aka-Bo、Aka-Kora、Aka-Cari)、Jangil、ジャラワ族、オンゲ族、センチネル族の14の民族、マレー半島と東スマトラのセマン族、タイのマニ族(英語版)、フィリピンのアエタ族・アティ族・バタク族(英語版)・ママンワ族(英語版)などの民族、ニューギニア島の西部 の先住民の一部が含まれる。」WIKIネグリト人

オーストロネシア人つまりアボリジニやボルネオ原住民、ミクロネシア人などの祖先である。

体躯が非常に小さく、アジアのピグミーとも呼ばれる茶褐色の膚の民族だ。


体躯が小さいと言えば、第三の旧人であるフローレンス人を思い出す。彼らもオセアニアまで到達した。どこかでデ二ソワ人と交わったかも知れない。

アジア人の、西欧人と比較して小柄な体型と何か関りがあるだろうか?

日本人は渡来系と縄文系の混血の結果生まれて、朝鮮や中華ともどこかしら違う形質があることはどなたも気づいておられるだろう。体躯がさらに小さく、二重瞼が多く、彫の深い人と浅い人がある。毛深い人と毛の薄い人もいる。あきらかにほかの東アジア人とは違っている。それは混血の結果だ。

しかし縄文人だけが列島先住民ではない。それ以前の旧石器時代にはすでに人類はやってきているはずだ。縄文人は彼らとも交わったはずだ。つまり源日本人である。それがネアンデルタール×デ二ソワ×フローレンス×サピエンスであった可能性があるかも知れない。


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デ二ソワ×ネアンデルタールの南下と大陸人類の日本列島来訪コース

日本列島への入り口は図の二か所と、もうひとつ日本海側へ直接アムール川河口部あたりから、大和堆がまだ島だった氷河期に渡った可能性も捨てがたい。三か所がつながっていたと。日本海はまだ湖状態で、ナウマンゾウのいたころの瀬戸内のような場所。でっかい湖に大和堆が大陸のように浮かんでいたはずだ。

旧石器時代人はデ二ソワ洞窟でネアンデルタールと混血し、バイカル湖では新人と混血し、さらに中国南部海岸部で小さな旧人フローレンス人と出会い混血?そこから大半はインドシナへ向かい、一部が中国柳江へ、台湾からリュウキュウ弧を北上して日本列島へ到達したのではあるまいか?われわれはその子孫だ。それが新石器縄文時代人と混血して日本人が完成した。

究極のハイパー・ハイブリッドが日本人だ。
どや?




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