20186月年過去記事スロースリップ解説から転載
このときも、千葉でゆっくりすべりによる地震があった。
今朝の地震もそれだろう。
それで再掲載します。






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四国でスロースリップが起きている!サイトより https://fusitan.net/0211/

プレートの滑り込みの速度は状況によってさまざま。
遅い滑り込みもあれば、速い滑り込みもある。
また滑り込む側のプレートで滑り込みが起きれば、当然、かぶさったプレートの、その反動による「かぶさり」現象も起こることになる。


両手を重ねてみたらわかりやすい。
片手の手のひらをもうひとつの片手の手の甲に乗せて、左右に動かしてみよう。
だいたい感じがつかめるはず。

そのすべりの中で、なんらかの地中の障害などで滑りが遅くなるのがスロースリップだ。するといっぺんに大きな揺れにはならず、小さな揺れが数日間続くことになる。
先日の千葉県東方沖でも、やはり数回の小さな揺れが続く状況があった。その後、昨日の早朝に大き目の揺れになった。



千葉県房総半島東方沖にはプレートの合わせ目がある。つまり日本海溝である。
ところがこの海溝は相模トラフを挟んで、南海トラフにもつながっている。当然、影響しあう。

実は直前に鹿児島県の太平洋側で、千葉よりも大きな地震が起きていた。昨日、ニュースブログのほうに、筆者は中央構造線の両端で天秤作用があったのではないか?旨記事を書いていた。しかし、それもあろうけれど、今朝の東大地震研究所の意見ではプレート同志のスロースリップであるとしていた。そしてすでに数日前の数回の小さな揺れを見て、会見で千葉県東方沖の危険性を喚起する情報を流していたと。

しかしマスコミはこの情報を全国に流していない。関東地方では流したのかもしれないが、地震を地域的な視線でしかとらえていないのであろう。

ところがプレートも海溝もトラフも、みなつながっているのである。鹿児島の地震と千葉の地震を、ジャーナリストたちはまだ、いまだに、縄文時代の人間のように、江戸時代の人間のように、原始人のように、いまだにつなげて考えられない人種。それが日本のジャーナリズムである。




なお南海トラフでも現在スロースリップが多発しているという意見もある。

今後30年以内の発生確率が高い南海トラフ地震について、気象庁は26日、定例の検討会を開き「2月下旬以降、四国中西部でプレートのスロースリップ(ゆっくりすべり)による地殻変動が起きている」と明らかにした。
スロースリップが観測されたのは、2017年7月以来、約9カ月ぶりだという。
四国の南から駿河湾にかけて伸びる南海トラフ沿いでは、100〜200年間のスパンでマグニチュード(M)8を上回る巨大地震が起きており、政府の地震調査研究推進本部は昨年12月、今後30年以内に70%の確率で発生すると発表している。



南海トラフ四国沖で近々、大地震は起こるだろう。
そして伊方原発と川内原発が大きな損傷を引き起こすだろう。
おそらく相模湾でも連動して揺れるだろう。
静岡の原発も損害を受けるに違いない。
高知県や宮崎県は海に沈むかも知れない。


今のうちに書いておくことにしよう。
もちろん予告は大げさにしておくほうがいいに決まっている。
そうじゃないと、誰一人動かないからだ。

いずれ来ると言うのは早いほうがいい。
たとえそれが百年後であって、自分がそしりを受けることになろうとも。
つまり予告・予知には、自分を犠牲にするリスクがあり、それを聞く側にはなんのリスクもない。ところが、そいつらはあらん限りの罵声・罵倒で彼を批判する。百年後、やっと彼の冤罪は許され、逆に英雄となる。


そんなような状況が昨日以後の千葉沖地震予告として、ネットでえらいわいわい持ち上げられている。烏合の衆とはそういうものである。