中国には万里の長城がある。
それは外側からの脅威に対する歴代中華の防衛策だったわけだが、要するに現代の共産主義中華は、長い中華の防御の歴史とは正反対に、外へ外へと出ていこうとする国家に変わった。

これに対して、米英は香港・台湾政策がそれまでの建前だけの「一国二制度」から「一国一制度」へ転換したことを認知して、中華包囲網を画策し始めたと言える。

それが、インド国境での印・中の小競り合いや、南シナ海における中華の領地拡大・ミサイル基地作成への米国の牽制などから、少しずつ垣間見えてくる。


かつて、太平洋戦争では、日本軍が大東亜共栄圏を画策した歴史がある。

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日本はなぜ戦争をしたのかサイトより
https://tajimaiclc.at.webry.info/201108/article_6.html



これも言わば当時の中国包囲網ではあった。
あの時の日本はしかし、米英を敵に回して勝てぬ戦いをしてしまう。
今回は米英は日本にとっては自由主義国家として同盟国である。
米英が新型コロナにより、中華を明らかな侵略の意図のある敵側国家だと認識したはずである。
従がって彼らの中華包囲網が、これから着々と準備されるだろうことは想像に難くあるまい。

香港・台湾・インド・ベトナム・フィリピン・オーストラリア・・・(日本は戦争不可能で手出しができないが)、あるいは場合によっては中華の目の上のたん瘤であるロシア、さらに経済的に安定感のあるドイツをはじめとするEU各国を巻き込んでの包囲網、挟撃大作戦は画策されていると考えるのが当然だろう。

つまり海の上の万里の長城、つまり堤防である。日本・沖縄諸島を含めた広範囲な中国封じ込めのための堤防はすでに存在するわけで、こぞって中華と北を孤立させ、閉じ込める大作戦だ。

ところが韓国が煮え切らない。ここをどう元に戻すかが日本とアメリカのやりかたにかかってくる。

すでに金正恩は制裁、あるいはコロナで死んでいるとするならば、北は4番目の後継者に帝王学を植え付けるまでは、妹に「つなぎの女王」のような役割をさせるしかなく、韓国の文政権が、北によってコケにされたことで、韓国国民が文政権引きずり落してくれさえすれば、東アジア自由主義包囲網は完全化できるはずだ。

さあ、どうなりますか。いよいよ面白い世界情勢。武漢コロナ戦争開始が表に出るか、裏に出るか。中華獅子身中の虫であるウイグル自治区(かつての匈奴)というムスリムたち、カスピ海沿岸諸国を、宗教を越えて手中にすることもカギとなるだろう。そしてトルコも。フランス、イタリアなど欧州各国もそうなると出張るしかなくなる。中華は世界を相手にしなければならなくなる。

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