「 日本海側で最大級とされる縄文時代の小竹貝塚(富山市)で見つかった約6千年前の縄文土器片に、エゴマの実の跡が526個確認され、土器全体で1730個も混じっていたと推定できることが、熊本大の小畑弘己教授(東北アジア先史学)の研究で分かった。
両手にほぼ1杯の量で、意図的に混ぜたとしか説明がつかず、小畑教授は「エゴマは食料や油料としての重要性が高い。土器に混ぜる実用性は考えにくく、豊作を願って練り込んだのではないか」と話している。」https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15H0Z_V11C15A2CR0000/
2015年の記事である。
エゴマは最近見直され始めた健康食品の一つだが、韓国では常食されてきた伝統的野菜だ。
見た目はシソにそっくりで、紫色の花が咲く。
種も食べる。油もとれる。葉も食べられるし、茎は茹でてヌタにしたり、クルミ味噌で和え当たりするようだ。
縄文人も常食にしていたらしいが、弥生時代の魏志倭人伝には掲載がない。
荏胡麻を栽培していた土地は、地名に荏の文字がつく場所が多い。筆者の近所では以前も書いたが「荏隈」があり、江戸時代まで河川沿いで栽培していたらしい。
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