新型コロナ(Sars-Covid19)肺攻撃戦略の仕組み
  ●なぜ気づかぬうちに重篤になるか?

キーワードは「サイレント」「SP-D 肺サーファクタント」「高いLDH(乳酸脱水素酵素)値」

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「私たちは、新型コロナ肺炎が、最初に「サイレント(無症候性)低酸素症」という酸素欠乏を引き起こすことを認識し始めた。陰湿で検出しにくい性質から「サイレント」と呼ばれている。

(中略)

なぜそうなるのか、私たちはようやく理解し始めたばかりだ。コロナウイルスは界面活性剤物質(サーファクタント)を産生する肺細胞を攻撃する。この物質のおかげで、肺の中の肺胞は呼吸の合間に膨らんだ状態を維持できる。サーファクタントは、肺が正常に機能する上で重要な物質だ。

新型コロナ肺炎の炎症が起こり始めると、肺胞が虚脱し、酸素レベルが低下する。それでも当初は、肺はこの状態に適応し、硬くなることも、液体を貯めることもない。この状態であれば、患者は二酸化炭素を排出できる。二酸化炭素が蓄積されなければ、患者は息切れを感じない。
患者は血中の酸素が低下するにつれ、より速く、深く呼吸をするようになる。無自覚に、だ。この無症候性低酸素症とそれに対する患者の生理的反応によって、炎症はいっそう進み、より多くの肺胞が虚脱する。ついには肺炎が悪化して、酸素レベルが急激に低下する。患者が激しく呼吸することで、いっそう肺を傷つけているわけだ。」

https://toyokeizai.net/articles/-/346423?page=2



●筆者が考える傾向と対策
新型コロナウイルスが体内に入るとまず肺のⅡ細胞をめざす。そこからコロナが嫌う界面活性剤成分(サーファクタント)が分泌されているからだ。そしてⅡ細胞を炎症化させてサーファクタントの分泌を弱めようとするのだ。


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テックアイ情報研究所サイトより



初期段階では、コロナ侵入に対して肺は大量のサーファクタントを出して反撃するのでサーファクタント値が高いのが特徴。ところが本人はほとんど自覚がない。それが「サイレント」状態である。このとき高齢者あるいは、高いLDH値を示す場合、生存率は極めて低くなると心構えすべし。

少しづつ軽い風邪に似た症状(せき、くしゃみ、鼻水、微熱、味覚障害など人それぞれ)が出始め、ジャブのように胸部の違和感が開始。自覚が出るのに感染から二週間以上。それが中症期で、軽症のうちに少しでも違和感を感じ始めたらすぐ入院するべきである。ホテルに入れられた人も、保健所の調査に頼らず、異変を感じたら自ら率先して「おかしい」と症状を具体的に伝えるべき。受け身では死ぬ。

やがてサーファクタント分泌量が激減して一気に重症化へ向かう。反撃成分がなくなるから重症化から死へのスピードが異常に早くなるのだ。

市民検診をいつでも予約できる検診センターがあるので、予約して胸部レントゲンを受ける手がある。保健所や市役所で教えてもらえる。もよりの検診センターに胸部レントゲンもとるのかを電話確認して予約。レントゲンで肺に影があればすぐ保健所へ連絡してもらいPCR検査と検体検査を受けて結果をまとう。

とにかく感染確率はまだ1万人にひとりであるから、あまり神経質にならほうがいい。

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