sinnryoku2020



C・W・ニコルはCOVIT19には感染せず、ナチュラルな病いで天国へ行けた。
実に象徴的な死ではあるまいか?

自然を愛し、守り、干渉せずに生きて死んだ。
一方で、大地を開拓し、恵まれない一部地域の人々を救った医師・中村哲には、自然神は手は出さなかったものの、人が銃弾で殺害した。

どちらも偉大な人間だったが、ニコルは直腸がんという病気で去った。ともにウイルスの手にはかからなかった。いや、Kawakatuの普段の気持ちで言うのなら、二人はウイルス神にかからず死ねたという点で、なんと幸福な死を与えられたのだろう!これまでに、コロナウイルス以外で亡くなった人たちは、幸福である。


tanpopogunraku2020


翻って自分はいったいどうなるのだろう?
50過ぎてからは確かに車も乗らず、自然の生き物や植物にも手出しせず暮らしてはいるが、若いころは車も電気もガスもばんばん使い、草花も手折ることもあった。何も環境には優しくないただの現代人のひとりでしかなかった。そのことを自然神が忘れたとは思わない。しかも今も、飽食を無意味に続け、酒もタバコもやめられずにいる。そんな自分が二人のように幸福に死んでいけるなど、信じていない。家も捨て、家族や親せきや友人も捨てたのは、ただの偶然でしかないのだと思っている。そのひとり暮らしや、孤独さは、たまたまそうしたいと思い始まっただけである。なにもこんなウイルス蔓延の未来を予測してのことではないのだから。

歴史には、人類が何度も何度も菌やウイルスによって、パンデミックを経験したことが書かれている。キリスト教的に言うならば「試練」であろう。そのつど人類は、手にしたエンドルフィン=体内麻薬によって苦患(くかん)を乗り越えてきた。


これまでに人類が完全に滅ぼしたウイルスは「天然痘」だけである。ほかのウイルスとは「共生」したまま暮らしている。インフルエンザはその代表的コロナ型ウイルスだ。こいつは、毎年形態や性質をとっかえひっかえしながら人類の体内へ侵入しようとし、新型コロナよりもたくさんの死者を生み出している。

私たち人類はインフルエンザ感染した鶏や、また豚コレラの豚たちを焼却ではなく、土中に埋めて対処してきた。この新型ウイルスでさえ、キリスト教世界では火葬せず、土葬するつもりらしい。いいだろうか、このコビット19は、おそらく人類の体内感染「経験」を積み重ねながら生まれてきた、あるいは土中に埋めてきた鳥インフルエンザや豚コレラなどが、土中で生きて合体変異した新種に違いない気がする。

あらゆる種は、勢力争いをする。ひとつの種がだめなら進化し、より強力に昇華して登場を繰り返すのである。このS型やL形コロナを滅ぼしたとしても、必ず火葬にになければ、もっと強力になってまた現れるのだ。そのつど感染度合いも、重症度もきっと高くなる。それが自然神の摂理だ。人類も感染によって体内に抗体を作ってきた。なのに、こやつはその抗体の攻撃をかわし、逆に人間の体内を攻撃するようにしてしまう。恐ろしい奴である。

このあと登場する新ウイルスはいったいどんな能力を備えてやってくるだろう?未来ももっと恐怖である。できることなら自分もその前に普通の病気や老衰で逝きたい。心からそう願うものである。





  
sinryokuenkei






昨日の新緑は美しかった。
この景色の中を、私は往復8000歩歩いて、安酒を買いに下町へ行った。
今のところまだ体調の変化はない。
だが二週間後はわからない。
これまで二度以上医者に行っている。
年始にも市街地へ行ったし、2月までは何度も出かけているが、なにも起きてはいないのはラッキーだっただけだろう。このままラッキーな人生ならいい。さて、どうなるか、なにが起きてもおかしくはない。家から出ないなどできるはずがない。買い物はしなければ餓死してしまう。どうすればよいのか私には未来が見えない。あなたはいかがだろうか?

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