考えてみたら、すでにここまでに記憶違いがいくつかある。「しけもく」の完成は1974年の6月だったのだから、JunとSumiの出会いは本当は1974の春だったこと、これはさっき気が付いた。最初から季節を間違えて書き始めていたのだ。なんてこったい。


 てことは、彼女のホームステイより前に二人はすでに円形会議室で対面していたってことになる。そうだったのか。40数年の記憶なんてそんなものか・・・。


 それに、合コンになぜJunが呼ばれたのか、呼ばれた経緯も実は記憶が定かではないのだ。考えてみると、彼女というじゃじゃ馬ならしのつもりが、実のところJunのほうがSumiちゃんの術中にはまりこんでいったのではなかったか?そう思えてくる。彼女は彼をもっと知るために、周囲を巻き込んで、そういう劇場を創り出し、Junさまを魔術に誘い込んだのではなかろうか?そう気づいたワタシは、今、頭が混乱し、記憶のあやふやさを痛感させられはじめている。


 当時の彼は、京都市の南に接した大阪府の枚方市にあった香里ケ丘県人寮に仮住まいしていた。日向君のアパートは寝屋川市の香里園にあった。つまり丘の上に彼はいて、日向君は丘の下にいたわけだから、バスで降りればすぐに行ける距離だ。


 その日の午後、Junさまは、なぜかは知らねど、バス停までゆく途中にある八百屋で、ナシを一抱え買い込んでいる。だから季節はやはり秋なのであり、この合コンが仕込まれたのも秋。ということは「しけもく」第一回目発行から、ずいぶん間があいていたわけだ。てことは、彼がしきりに手紙を書いていた夏休みが明けてからのことになる。あれあれあれ?まあ、いいか。

 いったい、なぜ自分がそこへ呼ばれたのか、実のところワタシも覚えていないのだ。どういう事情で京都ではなく大阪の寝屋川の香里園になったのか、まったく覚えがない。ま、いいか。

 なぜナシを買ったのかも覚えていない。しかし買った時のことはよく覚えている。

 香里園の駅前でバスを降りて、少しあるくとその小汚いアパートはある。躊躇なく、Junさまはたどり着いている。ということは以前来たことがあるのか、あるいは地図をもらったのか?わからない。

 集まったのは高槻市に住むバトミントン先輩、奈良県の大和郡山に住むMichiyoちゃん、京都の深草のSachikoさん、部屋の主の日向君、Sumiちゃん(静岡県出身)、そして大分県出身のJunさまの7人・・・ではなかったか?(大学がいいところがあるというのは、まずは全国から人が来て交流できるところだろうね)

 女性陣はかいがいしく料理。男どもはさっそく呑み始めていた。彼女たちの作ってくれた料理は、記憶に間違いがなければタラコスパゲッティだったと思う。ほかになにがしかのおつまみ。

 何をしゃべったかはいちいち覚えてはいない。酔いが回ってくると、気が付くとSumiちゃんはJunさまの横にいて、二人でまだこむづかしい話でにぎわっていた。

 そしてまた気が付くと、二人は学友たちの面前で毛布をかぶって寝っ転がり、めくるめくキス、キス、キス・・・えええ?なぜ?はずかしげもなく、どうしてそういうことに?これは何かの魔術としか思えない。Sumiちゃんマジックなのだ。そうじゃないか。日頃冷静沈着なこの俺がなぜ?なぜ?なぜ?ええ、そんなことはもうええわ!ほれてもうたやないか~~~。時の流れに身を任せ~~~。周りはあきれかえっているだろうなあ~~~~。



 またまた気が付けば、翌日の初デート。



なんというふしだらなことだったのであろうか。あんたどう思いますか?


 初デートがなぜか京都御所である。なんとシュールな始まり方なのだろう。ええんかい!?


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顰蹙。


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