民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2017年10月

通い婚婚姻形態の一。夫婦が同居せず、夫または妻が 時々相手の住まいを訪ねて何日か暮らす形式。週末に会うことが多いため「週末婚」 ということもある。別居婚。日本の平安時代には「妻問い」。摂関政治成立はこれに多大な貢献度あり。一方で通い婚には夜這いの意味も ...

日本の風神・雷神図は中国の莫高窟壁画の影響を受けて描かれた。俵屋宗達 風神雷神図屏風莫高窟壁画にある風神と雷神中央は阿修羅それを天象・事象がとりまくガンダーラ様式の風神・インドギリシア神話の風の神・アネモイここまでは、風の神は共通して風袋を抱えている ...

静岡県伊豆周辺の沿岸風の吹く時期と名前と方角台風にちなんで風のお話をいくつか。1 沿岸風の名前2 風神雷神の来た道3 風の起こるダイナミズム4 村上水軍航海心得記録と風5 遣唐使全航海往来の季節円グラフ1 沿岸風の呼び名風には季節と地域によってさまざ ...

昨夜のNHK「日本人のおなまえ」がいい加減な解説で終わったので、ちゃんと解説したい。伊調伊調の伊は「これ」で、維・惟と同意の文字。ものをささげること。「人」+音符「尹」。「尹」は、手で神杖を持った様を表わす象形文字。伊は神の意志を伝える聖職者。治める人の ...

昨今騒がれる大気汚染問題。さて、それが始まったのはいつなのか、あなたはどう考えているだろう?筆者などは、気候の歴史本を読むまでは、それはおおよそは19世紀の産業革命からであろうぐらいの認識でいた。しかし、吉野正敏『歴史に気候を読む』を読んで、目からうろ ...

枕草子93段 あさましきもの  人のために恥づかしうあしきことを、つつみもなく言ひゐたる。かならず来なむと思ふ人を、夜一夜起き明し待ちて、暁がたに、いささかうち忘れて寝入りにけるに、烏のいと近く、かかと鳴くに、うち見上げたれば、昼になりにける、いみじうあ ...

聖なる蘇我氏墳墓ラインと、丸山古墳の被葬者を決定すれば。謎が次々解けてゆく。五条野丸山古墳(大軽丸山古墳/見瀬丸山古墳)は、奈良県橿原市見瀬町・五条野町・大軽町にまたがる前方後円墳。奈良県最大規模。石室までの長さは日本最長(二位は福岡県の宮地嶽古墳【推 ...

「『日本書紀』皇極紀[1][2]によると、推古天皇が病死後にその後継問題が発生し、蘇我氏の庶流境部摩理勢らは山背大兄王を擁立する。その結果、蘇我蝦夷の擁立する田村皇子らと皇位を争うが、蝦夷から山背大兄王に対して自重を求める意見をされたこともあって皇位は田村 ...

「なばため」の語源は「なば」が「隠(なば)る」で「た」は「田」そして「め」は「間」のような意味で、隠田を意味するという。隠田(おんでん)は、農民が年貢の徴収を免れるために密かに耕作した水田のことである。隠田は「かくしだ」あるいは「いんでん」とも読み、 ...

『日本書紀』「応神天皇3年10月条に東の蝦夷(えみし)を使って厩坂道を造ったとみえる。同15年8月条によると,百済(くだら)王の遣わした阿直岐(あちき)に命じて軽坂上(かるのさかのうえ)の厩で良馬2匹を飼育させたといい,現大軽(おおがる)町付近と推定される。」 htt ...

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