民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2017年01月

障碍神 しょうげじん。しょうがいじん。さえぎる神のことです。障礙神(しょうぎじん) とも言います。後ろ戸神とも。宿神とも。塞ノ神。客神。漂白神。何をさえぎるのか?心の明暗をでしょうか。マハーカーラ、サトゥリヌス、摩多羅神、猿田彦、庚申、荒神、アラハバキ ...

「あたご」地名を再考する。愛宕山 Atago-Yama は、京都市右京区嵯峨愛宕町にある。嵯峨野つまり旧葛野郡(右京区)よりかなり北の奥地になる。古代にはここは愛宕(おたぎ)郡になる。愛宕山を火打石の産地だとするサイトがあるが、愛宕山では火打石は出ない。地質的にな ...

これまで秦氏の伝説上の祖神である弓月君(ゆつきのきみ、ゆんずのきみ)についてはいくつかの自説を書き並べてきたが、筆者自身、いまひとつ納得がいかないところもあった。今回、かなり納得できる説が見つかったので書き留めておく。弓月を、これまでは月読神=王家、太 ...

考古学で久しぶりに重要な発見である。沖縄新報「 縄文時代晩期(3千~二千数百年前)の東北地方を代表する「亀ケ岡式土器」とみられる土器片が、沖縄県北谷町(ちゃたんちょう)の米軍返還地にある平安山原(はんざんばる)B遺跡で出土したと24日、同町教育委員会が明 ...

現在の桂川渡月橋の堰。これは段差施設だけで、本来の大堰施設ではまったくない。大堰のスケールはもっと巨大で勇壮である。「京都嵐山を流れている「大堰川(おおいがわ)」は、丹波山地の大悲山付近に源を発する川ですが、嵐山の付近では「大堰川」と呼ばれています。 ...

従来、古墳時代(3世紀末~6世紀半ばの設定)は温暖であったと考えられてきた。それは山内清男などが唱えたように、歴史記録に基づいたピアスンの海面変動曲線やC⑭測定法に基づくフェアブリッジの海面変動曲線を参考に、北欧のダンケルク第二海進が日本の3~4世紀にも影 ...

前方後円墳というのはですね、纒向に大きな祭祀都市ができ始めて、わずか2~30年の短い期間に突如登場したんです。それはあとの時代の方墳・上円下方墳への切り替わりよりも劇的な変化でした。いったい近畿で、そのとき何が起きていたのかですね。九州が3世紀前半まで、 ...

ぼくたち世代にはイギリスのロンドンと言えば、「霧のロンドン」で、英国紳士は常に黒いこうもり傘を持っている・・・だったわけだが、あの「霧」は実はスモッグで、今ロンドンに行くと、もう太陽サンサンの明るい街になっているって語存知?光化学スモッグの19世紀~20 ...

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