民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2012年08月

◆まれびと「外部からの来訪者(異人、まれびと)に宿舎や食事を提供して歓待する風習は、各地で普遍的にみられる。その理由は経済的、優生学的なものが含まれるが、この風習の根底に異人を異界からの神とする「まれびと信仰」が存在するといわれる。「まれびと(客人)」の ...

      民俗考古学から◆ヴァギナ・デンタータラテン語医学(精神分析学)用語。「「有歯膣」と邦訳される。 陰部に牙が生えた女性の事。全世界に類似する伝承が伝えられている。 魅力的な仕草で男を誘惑し、性交に及んで陽根を噛み千切って殺してしまうと言われる ...

WITH2ブログランキングへ 記紀が描く天孫族が太陽神でなかった証拠は、ちゃんと『日本書紀』が書き残している。天孫降臨、ホノニニギが降臨する際に、空にあって地上を照らし出す神に出会う。これを記紀は国津神・サルタヒコと言い、彼の案内で筑紫の日向の高千穂 ...

With2ブログランキングへ古代を振り返るとき、記紀の意味合いをちゃんと知っていることは非常に大切であることは言うまでもない。言うまでもないが、記紀はあくまでも8世紀の政治観念で書かれており、さらに時の宰相・藤原氏に都合のいい「かいらい政治」の道具で ...

With2ブログランキングへ◆山折哲雄の日本にしかない「いじめと若衆制度」の因果関係「「いじめ」という名の妖怪が、大手をふって俳徊(はいかい)している。根が深いのか、いつでも地殻をつき破って顔をだすが、なかなか尻尾をあらわさない。いつも犯人探しがはじ ...

人肉食風俗について長々と書いてきた。真夏の暑さに少しでも恐怖の風をと思い書き始めたが、少々饒舌になりすぎたようである。そろそろ結語にしたい。 神はそもそも食物に、これは食べてよい、これは食べてはならないといった差別を与えなかった。ヒトが猿人から原人、そし ...

ベルリンの壁が崩壊するとき、脳裏に見えていた風景はこれだった。思っていた以上に、東側の発展と、地球資源の枯渇が早くやってきてしまった。早急に西へ移住しておいたほうがいい。崩壊しつつある西側だが・・・。押せば順位がひとつあがります  ↓   ↓With2ブ ...

◆肉食と禁忌「穀物食と宗教が完成して以来、世界の宗教はは肉食を、石器時代の悪習とする必要があった。それで世界の肉食はおしなべて差別された人々の隠れた風習であった。それが近代に受け入れられたのは科学的に肉類のたんぱく質が重要であることがわかってきたためであ ...

◆尖閣諸島の歴史的領有1885年(明治18年)以降 - 日本が現地調査を何度も行った結果、無人島であり、中国・清朝の支配下にもないと確認。1895年(明治28年) - 日本の領土に編入することを閣議決定する。1940年(昭和15年) - 無人島になる。1951年(昭和26年) - サンフラ ...

With2ブログランキングへ●神の姿はなぜ書き残されたか?柳田國男は著名な秀作『一つ目小僧その他』において、神の姿が大猿だったり、大蛇だったり、その姿が克明に風土記や記録に残された来たことについてこう書き記している。「誰か(生贄とか被害者が)喰い残されて ...

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