民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2010年03月

■職能民としての海賊●海賊の仕事1 水軍・・・いくさの助っ人2 漁業3 商業4 海運5 簒奪6 関所で税をふっかける7 海のタクシー●「関」=海賊・海人族天文19年(1550)東福寺僧侶・梅霖守龍(ばいりん・しゅりゅう)の旅行記『梅霖守龍周防下向記』「安 ...

笠朝臣前身を吉備から出る笠臣とする。美濃国国主氏族。大化の改新以前は吉備出身氏族の上道・下道・三野臣らとともに臣姓を持ち、ゆるやかな同族系譜を持っていた。ここからは吉備真備が出る。大宝四年に笠朝臣麻呂が従五位下を授受さる。これは太安万侶よりも下位であるか ...

With2ブログランキングへ■網野善彦の「百姓」の本義「実際、「百姓(ひゃくせい)」という言葉には農民の「の」の字の意味も含まれていません。たくさんの名字を持った人、要するに一般の人民という意味の言葉で、現代でも中国や韓国ではそういう使い方をしています」 ...

「今のところ、ふつう井戸というのは、弥生時代から出てきます。第一〇回春日井シンポジウムで発表しました福井県の堀大介さんの「井戸の成立とその背景」(『古代学研究』第146号 1999)という論文を読んでみますと、弥生時代の井戸が出はじめる遺跡は、青銅器を製 ...

国譲りが出雲であった理由には、日本海貿易港としての宍道湖=縄文海進時代からの素尊遂道(すそんすいどう)の持っている至便さを考え合わさないわけには参りません。出雲は大陸へ向かうすべての船にとって、最高の港でした。ゆえに出雲は、「大和とも北部九州とも違う文化 ...

環境民族学という新しい研究方法が最近生まれている。民族が、その生きている環境に合わせて、これまで続けてきた伝統的生き方や、それに付随する道具や儀式風習などを変化させていくのを見つめる学問である。イヌイットは、昔は犬ぞりを使用したが、今はスノーモービルを使 ...

■漂着する溺死体がエビス神になったこと波平恵美子「水死体をエビス神として祀る信仰──その意味と解釈」『民族学研究』42(四) 334─355 1978よりいさな(くじら)獲りで有名な、長崎県の壱岐島の勝本浦(かつもとうら)では、航海、出漁に死は禁物である ...

これも森浩一が書いているが、現代人の住宅、居住地選びは、古代縄文人にも弥生人にも、かなり遅れているのではないか?現代人の宅地選択基準はさまざまであるが、平和ボケ、天災ボケと言おうか、危険度よりも風光明媚、日当たり、人当たりなどの主観的な事柄で決められる傾 ...

■それまで5末~6世紀が最古(京都府遠所遺跡=最古のたたら製鉄炉)だった製鉄遺構。これまで「最古」と言われてきた遠所遺跡、岡山県の津寺遺跡や千引カナクロ谷遺跡よりもはるかに古い円形製鉄炉が広島県海岸部の三原市で1995年一月に発見された。(中国新聞発表) ...

■アボリジニはアウストラロイド(オーストラロイド)という、独立した人種を形成している世界唯一の人類。■アボリジニとは英語で原住民ただしこの表現は差別ではないかとの認識が言われ始めたため、最近ではネイティヴ・オーストラリアン(豪州原住民)とかアボリジナル( ...

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