民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2009年02月

「ちはら」は茅原、千原という表記が多いが、もともとは「血原」でその昔「血が流れた場所」、あるいは血のように赤い土の河原である。土蜘蛛退治に関わる場所に血原地名は多い。また同時にそこに取り合うべき赤い資源もあったゆえに、血を見たのかも知れぬ。茅原のようにカ ...

例によって誰もまだ書いていない推量であるが・・・。2003年からの奈良県馬見原古墳群発掘で、巣山古墳から出島状遺構が出土していることはご存じだと思う。ここからは蓋形埴輪や水鳥形埴輪、さらに九州の装飾古墳に多く見られる靫(ゆぎ・矢を入れる道具)を象った木製 ...

北岸 ほくがん東西に走る河川の北側を北岸と言う例。森田克行著『今城塚と三島古墳群 摂津・淀川北岸の真の継体陵』北岸、南岸という言葉には二種類の概念があって、使い分けられる。1 ある地域のはじっこを●岸と呼ぶ用法2 大きな川や海峡に隔てられた向こう側を●岸 ...

おにぎり習慣は東南アジア~中国福建省にもある。中国福建省「草包飯」(ツァオバオファン、cǎobāofàn)ご飯の中に肉、ソーセージ、シイタケなどを具として入れ、これらを編んだ草の袋に詰め込んで携行た、タイではもち米を主食とする東北部では球状にまとめた米飯を草の ...

タイ・・・ナンプラーベトナム・・・ヌックマム (ニョクマム)フィリピン・・・パティス (patis)カンボジア・・・トゥック・トレイ​ラオス・・・ナンパー ミャンマー・・・ンガンピャーイェーインドネシア・・・ケチャップ・イカンバングラデシュ・・・ナピマレーシア・・・ ...

日本の海人文化の残照を見つけようとするとき、まず魚醤は捨てがたい。ひしお、しょっつるの原型はタイのナンプラー、ベトナムのニョクマムである。大豆の醤醢・・・つまり醤油が中国で作られるきっかけが魚醤だ。発酵食品である。代々ひきつがれて魚などを海水につけ込んで ...

With2ブログランキングへ藤原鎌足の古墳●『日本書紀』「皇極天皇紀3年一月一日条」「三年春正月、乙亥(きのとい)の朔(ついたち)。 中臣鎌子連(なかとみのかまこのむらじ)を以って神祇伯(かむつかさのかみ)に拜す。 再三固辭して就(つ)かず。 疾(やまい ...

トウカとは稲荷の音読みであるからキツネのことである。武士の多かった東国でこう言うのは、武士が孫子、孔子を学び漢音を尊重したからである。特に常陸の国では白キツネを指すと風土記にある。トウミョウはキツネと蛇。トウビョウも同じ、あるいは片方は猫か?狐狸妖怪に類 ...

久住者(くずさ)は山伏のこと。「仏教の外術者、すなはち外道と、支那の仙人とは、日本においては混然として、同一の概念である。これを山伏とも、または山の久住者とも呼んだのは、畢竟「仙」すなはち山の人というと同義であるが、あるいはまた行者と言ひ、古くは行い人( ...

マダガスカル島「島の形成に関しては諸説あるが、もともとがゴンドワナ大陸の一部でありモザンビーク造山帯の造山の影響も受けて現在の形になったという説が有力である。この説によれば、現在のインドとアフリカ大陸に挟まれていた部分が、大陸移動の影響により約8000万年前 ...

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