民族学伝承ひろいあげ辞典

文献・科学・考古学・遺伝子学・環境学・言語学・人類学・民俗学・民族学 あらゆるヒントを総合し、最新用語を解説、独自に解釈してわかりやすく説明します。 誰も書かない、目から鱗、鼻から牛乳、目から火花、頭の先からぴかっと電球

2006年12月

に;にがわ 仁川兵庫県神戸市仁川はもともと夙部落。水銀をとっていた縄文系氏族がいたところ。近くに夙川地名。高級住宅地。 ...

た;たん 丹丹文字の構成要素。丹は丹井戸の中に水銀があることを形として成立した漢字。丹井(たんせい)とは丹が出る坑道で縦型に掘った間歩穴。丹の字が青などの色彩漢字にも含まれるのは、古代に色観念が単一的だったためと、その源はすべてこn丹の赤を色の基礎とした ...

い;いるか 入鹿丹生の華。「ちはら」の項参照のこと。 ...

あ;あずき 小豆小豆は農作物の小豆によく似た金豆のこと。砂金をまるめて粒にしたお金。豆の小豆ももうかるらしいが、こっちは本物の金。金立。金竜地名は金粒が横訛ったと言える。佐賀県金立遺跡。豊後大野市小豆穴。 ...

か:かなや 金屋 金谷 金丸「かね」は鉱物の総称。きんとは限らない。こうした伝説に尾ひれがついて家康の隠し金なおの噂が流されていった。だから隠し金というのは大概が隠れ鉱山を指すのであって、金が本当にあるわけではない。信じたらバカを見るのがオチ。金屋子神。 ...

し;しおしお地名が海のそばにあるとは限らない。日本の中央部・諏訪でも塩地名はある。新しくは塩が陸揚げされた場所が多く、また古くは藻塩の製造した海岸に多いが、山奥にも多い。塩田とは塩をとるための石垣で覆われたプールであるが、これが山奥にある。その場合、鉱物 ...

ふ;ふじしろ藤はかづら。葛城氏のかづらと同じ。かづらがくずに変化? 藤、桂、葛は良字で成功者だが、くずは簒奪された土蜘蛛。もともと同じ先住民系水銀氏族だろう。運の善し悪しは名前にも影響したか?和歌山県海南市藤白神社。ニギハヤヒを祭る。ゆえに海南市は物部氏 ...

と;とみ富田、とんだ、とびた、富来、富山などは宝来。鉱物が出る場所。同時にニギハヤヒの部下だった鳥見の長髄彦が住んだ場所。奈良県と大阪府の中間にある生駒山系信貴山の裏側。思うに大阪府富田林も飛田ものちに遊郭となっているのは、東京の吉原がかつて水銀による汚 ...

ち;ちはらちはらは血原水銀坑夫、兄宇迦斯が滅ぼされた名張近くの地名。血は赤い朱沙。岡山県血吸川。鬼ヶ城の温羅と吉備津彦が争ったところ。血が流れたという俗説。福井県血浦。「応神記」・・・「鼻毀れし入鹿の魚、既く一浦に依れり。・・・故、号づけて血浦という。今 ...

き;きら 吉良吉良上野之介の吉良は雲母。雲母は大和言葉では「きらら」である。雲母は扁平なガラス扁状に方解する岩石であるが、仙薬となり、仙薬八石のひとつである。吉良の人名は津久見市に多い。セメントの町であるが、阿南氏と並んで鉱物氏族と言える。 ...

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