鉱山開発者。炭坑夫などの総称。
炭坑夫など深いトンネル(坑道)を掘って入り込む人々は体躯が小さい方が都合がよく、そこから小子部という氏族名も出たのではなかろうかと思う。

西洋でも事情は同じで、やはり炭坑夫からでた伝承は小さい妖精などの話が多い。
小鬼とも。

日本では鉱山情報を得ようとする修験者なども山師であり、巨大な資源を手にしたものは大穴を持つもの・・・すなわち大物主、大己貴神とされた。
出雲の大国主に相棒が居て少名彦名。この小さな人がいたから出雲の鉱山開発ができ、大国主は大穴持ち・・・すまわちダイダラボッチとなり得たのだが、少名彦名がなぜか風に乗って去ってしまうと、代わりに大和の大物主が現れる。おそらく大和物部氏が鉱山略取にやって来たのだろう。