モズ 百舌鳥 百舌 
小型の鳥類。
秋、生きたトカゲや昆虫などをエサとし、時としてそれらを木の枝に突き刺す習性が有名。
これを「はやにえ」(速贄)と言い、人間の生け贄習慣に擬人化する。

この贄の習性が地名となったのが大阪府堺市の百舌鳥や茨木市耳原毛受野。
南海電車中百舌鳥はかつてプロ野球南海ホークス(現福岡ホークス)の練習グラウンド兼二軍球場があった場所。仁徳天皇陵。
高槻市毛受野は耳原地区にあり、おなじく「もず」と読む。
以上の地域は過去、いずれも古代もず土師氏の居住したところで、別名百舌腹土師氏。

モズを百舌鳥と表記するのは、もともとさえずりがけたたましく百舌と書かれていたものにわざわざ鳥をくっつけて鳥類であることを強調したものだろう。