記紀の記述や風土記、その他の中世以降の文献から、氏族調査をするマニアは多いだろうが、これまでの考察から、確定すべき氏族分析は文献からは不可能であると考えている。
あてにならない。
そのほとんどは中央集権国家形成時に「生き残った氏族」が、自らの出自を記紀にあわせ、権威を付加し、改竄したものばかりである。あのような作為の多い文献から真実は見えてこない。
たよりになるの理化学、遺伝子学だが、それもまた学会の力関係に左右されている気配はないではない。
信じるものはただひとつ己の直感しかない。