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羽人 うじん
羽のある仙人
中国・百越時代あたりから神仙思想のひとつのモチーフとなってゆく。
背中に羽があるのは、もともと羽振り(ハフリ)というカンナギの行う呪詛・怨霊払いの行動をそのまま仙人に神格化したものだと言われている。
日本でも弥生時代の銅鐸に同様の羽のような「振り袖」を広げた人物が描かれており、これが羽人からの発想と一致する。もちろん日本のオリジナルの可能性もあり、世界共通のシャーマンのスタイルだったかもしれないが、非常によく似た観念が両国に伝わったとも言える。
鉄器と稲作と信仰観念と技術、そして芸術は海を渡って縄文時代前期からやってきている。
羽のある仙人
中国・百越時代あたりから神仙思想のひとつのモチーフとなってゆく。
背中に羽があるのは、もともと羽振り(ハフリ)というカンナギの行う呪詛・怨霊払いの行動をそのまま仙人に神格化したものだと言われている。
日本でも弥生時代の銅鐸に同様の羽のような「振り袖」を広げた人物が描かれており、これが羽人からの発想と一致する。もちろん日本のオリジナルの可能性もあり、世界共通のシャーマンのスタイルだったかもしれないが、非常によく似た観念が両国に伝わったとも言える。
鉄器と稲作と信仰観念と技術、そして芸術は海を渡って縄文時代前期からやってきている。
資料 藤田友治『古代日本と神仙思想』
『図説中国文明史1~3』創元社
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